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    <title>VEGALTA NOTE</title>
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    <title>【ナビスコ杯準々決勝第2戦】仙台0-0磐田　ゲームプラン通りの展開も、遠い１点。最後までゴールは割れず、ベスト４の賞金二千万円がフイに。ゲーム内容に改善の兆しも、相手のゲームプランを考えれば「術中」に嵌ったのか。それでもこれで今季は、リーグ戦に集中できる。</title>
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    <published>2010-09-09T10:00:00Z</published>
    <updated>2010-09-09T10:17:10Z</updated>

    <summary> この試合を語るにあたり、双方のゲームプランをおさらいしておこう。 まず、アウェイのジュビロ磐田。第...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>この試合を語るにあたり、双方のゲームプランをおさらいしておこう。</p>
<p>まず、アウェイのジュビロ磐田。第１戦を2-1と勝利で終えた事により、第２戦は引き分けでＯＫという展開に。もちろん、仙台に隙あらば、アウェイゴールを奪ってやろうとするつもりはあったのだろうが、仙台のコーナーキックの場面などでは、磐田側は前線にカウンター要員を全く置いていなかったあたり、いかにも「守備的」な戦術であった事は、誰の目にも明らかであった。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>そして、ホームのベガルタ仙台。第１戦でアウェイゴールを奪った事により、1-0での勝利が一番理想的な展開であり、それがそのままゲームプランとなった。実際、指揮官の試合前のインタビューでは、「ホームだが、アウェイのような手堅い戦い方を採る」と公言。0-0で進行する事が予想された試合は、果たして、まさしくその通りに展開し、どこかで１点を奪いさえ出来れば、準決勝に勝ち上がれる可能性は充分にはらんでした。</p>
<p>磐田側は、ドロー以上で終えれば良いプラン。対する仙台は、失点せずに1-0で勝ち抜ければ良いプラン。双方の「利害関係」が一致した結果、共に、失点に最大の配慮を行い、得点量産の気配は感じられない展開となった。</p>
<p>実際の試合内容としては、試合全般を通して、仙台が主導権を握る展開。磐田側は無理にカウンターに撃って出て来ようとしなかったため、概ね仙台がボールを握れる展開で、試合は序盤から、仙台が攻め立てる内容で推移した。</p>
<p>しかし、惜しいシュートはあるものの、決めきれないまま時間は過ぎていく。それでも、ハーフタイムの時点で0-0の推移は、まだ仙台・磐田共に、お互いのゲームプランの通りに、事は運んでいたのだと思う展開となった。</p>
<p>迎えた後半。どうしても１点が欲しい仙台を、突然のアクシデントが襲い掛かる。後半の7分に、フォワードの朴成鎬が負傷退場し、交代で急遽、平瀬がイン。しかし、平瀬が入っても流れが仙台に大きく傾く事はなく、試合は「後半」なのに、膠着したまま推移する。</p>
<p>そして、残り11分となったところで、太田も負傷によりプレー続行が難しい状況に。ここで太田はお役御免となり、高橋義希にバトンタッチとなった。</p>
<p>選手交代のたびに得点力が落ちていく推移の中で、終盤はセットプレーでも好機を作る事は出来たが、最後まで１点を奪う事は適わなかった。</p>
<p>最後は、ちょっと長めのロスタイム５分の猶予を貰っても、決勝ゴールは産まれず。そのまま試合は終了のホイッスルが吹かれ、この瞬間に、ジュビロ磐田の準決勝進出と、ベガルタ仙台の準々決勝敗退が決定した。</p>
<p>ゲームのリザルトは、ドローではあったが、実質の勝者はジュビロであり、実質の敗者はベガルタ。負けに等しい引き分けとなり、これで、ナビスコカップと天皇杯のカップ戦３戦を、未勝利という結果で終わってしまった。</p>
<p>やはり、フェルナンジーニョと赤嶺を欠いた攻撃陣では、ゴール前での競り合いに、どうしても「巧さの差」を感じてしまう。負傷離脱中の彼ら２人を欠いた選手層は、太田を除けば、ほぼ昨年と同じ攻撃陣の顔ぶれであり、J1（ナビスコ杯を含む）を戦い抜くには厳しいと言わざるを得ない面子だ。だが、ナビスコカップで「あと１点でベスト４まで進出」というポジションまで上り詰めた事は、紛れもない事実であり、自信にはしても良いと思う結果である。</p>
<p>残念ながら、この試合の結果を以て、今年の仙台のカップ戦での戦いは、全て終劇となってしまった。が、この結果により、10月はナビスコカップも天皇杯も無い、唯一のJ1チームという事に。この事は取りも直さず、10月の過密日程を回避した、唯一のJ1チームという事でもあるのだ。</p>
<p>これについては、結果論ではあるのだが、もう開き直って、前向きに捉えて進むしかないだろう。とにもかくにも、これで９月の過密日程を消化した。あとは、リーグ戦だけに集中しよう。</p>
<p>もともと、天皇杯もナビスコカップも、リーグ戦の順位には無関係な大会なのだ。J1昇格１年生の仙台にとっては、消化しなければならない宿題が、少し減って楽になったと考えれば良いではないか。</p>
<p>今季は残すところ、リーグ戦のみ。そう、リーグ戦のみなのだ。実にシンプルな状況となった。</p>
<p>そのリーグ戦も、中２日ですぐにやってくる。アウェイ・鹿島戦。</p>
<p>この試合の展望は、改めてプレビューを書かせて頂くものとするが、聞き及ぶ話では、小笠原が仙台戦には出られない様相。それでも相手は、リーグ戦４連覇を狙う鹿島アントラーズであり、決して楽に勝てる相手ではない。また、関口が鹿島戦に出られるのかどうかも、このレポートを執筆している時点では、まだはっきりとした情報が入ってきていない。（金曜日の午後には現地へ移動するため、とりあえず関口は帯同させるものと考えられるが）</p>
<p>できれば、ここにフェルナンジーニョと赤嶺を復帰させたいところではあるが、指揮官の話では、「フェルナンジーニョと赤嶺は、山形戦から」という事らしい。つまり、鹿島戦は、現行戦力で臨む意向のようである。</p>
<p>もっとも、鹿島戦は、相手の強大さを考慮すれば、引き分けでも御の字である。勝ち点２１で並ぶチームが４チームもある以上、全てのチームが勝利を収めるとは思えない。必ず、敗戦で脱落するチームが出てくるはずだ。その中で、例え勝ち点１でも拾う事ができれば、それは次に繋がる１点と捉える事ができる。</p>
<p>もう、次の試合まで時間がない。</p>
<p>私たちサポーターも、すぐに「意識」をリーグ戦に切り戻し、今季のJ1残留へ向け、まい進しようではないか。</p>
<p>まずは、フェルナンジーニョと赤嶺が還ってくるまで、地道な勝ち点の積み重ねを－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
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    <title>【天皇杯】ベガ仙0-1ソニ仙　せっかくの仙台ダービーだったが、ベガルタから見れば&quot;消耗戦&quot;以外の何物でもなく。逆にソニー側からみれば、チームの歴史に残る、華々しい１ページを飾る事に。中3日のベガルタが、中1日のソニーに敗れる&quot;大波乱&quot;。だが、内容は負けて当然の酷評に値するものだった。</title>
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    <published>2010-09-06T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-09-06T09:03:44Z</updated>

    <summary> その試合が終わったとき、ソニー仙台サポーターの大歓喜が起こり、ベガルタ仙台サポーターからは大ブーイ...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
その試合が終わったとき、ソニー仙台サポーターの大歓喜が起こり、ベガルタ仙台サポーターからは大ブーイングが聞こえてきた－。<br />
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>2010年9月5日。</p>
<p>この日、12年ぶりに相対する「仙台地域を拠点」とするチーム同志のダービーマッチが実現した。ベガルタ仙台 vs ソニー仙台。JFL 時代以来の対戦カードは、宮城県代表として今年の天皇杯に出場したソニー仙台が、1回戦の戦いで福島県代表を2点差から大逆転勝利し、120分の疲労と中1日の連戦をモノともせず、見事にJ1チームであるベガルタ仙台を打ち破り、３回戦進出を果たした。</p>
<p>この結果を受け、ソニー仙台の選手・コーチ陣らの関係者、並びにソニー仙台のサポーターに対し、素直に「おめでとう」を言いたい。どれだけ、公式戦の舞台でベガルタを倒す事を願って来ただろう。ベガルタ仙台から期限付き移籍中のフォワード大久保剛志を始め、「妥当ベガルタ」を目標に、今季の天皇杯を睨み続けてきたに違いない。この日は、ベガルタの出来の悪さを差し引いても、ソニー仙台は120分の連戦を中1日でこなすという逆境を見事にはね除け、内容でもベガルタを大きく上回り、勝利に値する内容で、ベガルタに土を付ける事に成功した。</p>
<p>その違いは、現地で試合を観戦された方なら、誰しもがうなずいてくれる事だろう。運動量、連携性、そして確実にフィニッシュで終わろうとする意識の高さと、絶対にゴールを許さないとする、守備ブロックの堅さ。そこには、「絶対に勝つんだ」という、気持ちの強さすら感じた。</p>
<p>ソニー仙台からしてみれば、相手はカテゴリーが２つも上のチームという事に加え、中1日での連戦を考慮してか、必ずしもガムシャラに攻め上がってくるという印象は無かった。どちらかと言うと、「先に失点してしまうのは、コンディションを考えると致命的」だと言わんばかりに、手堅い守備ブロックで、仙台の攻撃を跳ね返し続ける展開。</p>
<p>ソニー仙台は、中1日の過密日程を念頭に置いた上で、「我慢する試合展開」を敢えて選んだのかもしれない。辛抱強く失点を耐えていれば、いつかかならずチャンスは訪れる。そう信じて、延長戦への突入をも覚悟して臨んできたのかもしれない。</p>
<p>翻って、ベガルタは－。</p>
<p>決して、相手を舐めて掛かっていた訳では無かったと思う。が、終わってみれば、シュートを相手の7本の倍以上となる16本も撃ちながら、結局は無得点でタイムオーバー。この天皇杯２回戦の全カード中、J1で、唯一敗退したチームとなってしまった。</p>
<p>正直、これほどまでに酷い内容を見せ付けられるとは、夢にも思っていなかった。</p>
<p>前線の攻撃の連動性は尽く噛み合わず、シュートに持ち込んでも、相手GKの正面を突くものばかりで、簡単に止められるものがほとんど。それ以前に、個々の局面で良いプレーをみせてくれた、高橋義希選手や三澤純一選手らは、どうしても周囲との連携が今ひとつで、流動的な攻撃は、相当に限定的だった。</p>
<p>またこの日は、腰の不調を押して出場した、ボランチ千葉直樹の出来があまりにも悪く、ミスパスを連発して相手にボールを渡してしまう局面が数多く見られた。斉藤が出場して安定した、大宮戦・湘南戦とは対照的に、この日は彼のポジションから、攻守が「負の方向に逆転する」場面が多分に見られた。</p>
<p>その他、フォワードの朴成鎬と、２列目で出場した高橋義希選手や三澤純一選手らの連携の悪さに加え、左右サイドバックの攻め上がりは、左の朴柱成の限定的なプレーのみとなり、有効に攻撃に絡んだ回数は、片手で数える程度しか無かったと思う。</p>
<p>全般的に、もはやリーグ戦の連勝時のような内容は見られなかった。唯一、１人気を吐いていたのが、MF太田。彼はナビスコカップ第１戦のフル出場から中3日で、この日の120分もフル出場を果たした。そしてその動きは、ナビスコカップ第1戦の後半戦でのフォワードとしての躍動そのままに、実にスピード感溢れる、目の覚めるようなプレーを連発。この試合でゴールが決まるのであれば、彼の足から産まれていた可能性は多分に感じた。</p>
<p>だが、そんな彼の奮闘も虚しく、延長後半1分に、ソニー仙台の桐田に殊勲のヘッドを決められてしまう。</p>
<p>ベガルタのシュートを浴びせ続けられるのを耐えながら、この1点が入るのを、じっと耐え続けたソニー仙台。そしてこの1点が決まると、ベガルタは最後の猛攻を仕掛け始めた。</p>
<p>だが、刻・既に遅し。どんなに攻めても、流れがベガルタに傾く事はなく、そのまま試合はタイムアップ。</p>
<p>それも、余計な事象として、後半24分に途中投入された関口が、なんとこの日に、一発退場のレッドカードを貰い、ナビスコカップ第２戦は出場が適わなくなってしまったのである。</p>
<p>ベガルタにしてみれば、３回戦進出の権利を失っただけでなく、主力の渡辺広大・朴柱成・太田吉彰・朴成鎬ら先発陣が疲弊し切ってしまい、挙げ句の果てに、関口まで出場停止で失う始末。もはや、消耗戦以外の何物でもなくなってしまった。</p>
<p>終わってみれば、ソニー仙台にとっては、12年越しの念願成就の記念日となり、かたや、ベガルタ仙台にとっては、実に詰まらない凡戦となってしまった。</p>
<p>よもや、これだけ明暗がはっきり分かれる事になるとは－。</p>
<p>せめてもの救いは、この天皇杯の敗退の結果により、10月の天皇杯を含めた連戦が回避された点くらい。だがそれ以上に、この天皇杯２回戦において「J1で唯一敗退したチーム」として、実に不名誉な結果を全国に晒してしまった。</p>
<p>この「汚名」は、ナビスコカップのベスト４進出で晴らすしかない。また、リーグ戦再開後の鹿島戦に繋がるような勝ち方が望まれる。</p>
<p>その勝ち方とは、まさしく今回、ソニー仙台にしてやられた「失点を我慢し続けて、どこかで1点を奪い、これを最後まで守り通す戦い方」である。</p>
<p>ナビスコカップのアウェイゴールルールに基づき、仙台がベスト４進出を果たすための近道は、「無失点勝利」である。アウェイゴールを奪っている以上、相手を無失点に抑える事は、非常に大きな意味を持つ。</p>
<p>この「権利」を最大限活かすためにも、絶対に失点してはならない。</p>
<p>この試合においては、「1-0」と「2-0」は、同義である。無失点で勝つなら、1点も2点も変わらないのだ。もし、得点数に意味があるとすれば、それは「3点以上」挙げて、初めて1失点まで許されるという展開になった場合である。</p>
<p>1失点を考慮し、3得点を奪いに行くのか？<br />それとも、無失点に最大限注意を払い、1得点を守り抜いての勝利を狙いに行くのか？</p>
<p>聡明なサポーター諸氏であれば、どちらがより現実的であるか、すぐにお気付きになる事だろう。</p>
<p>ナビスコカップ第2戦の制し方は、図らずも、仙台ダービーで相対したソニー仙台が、その戦い方を示してくれたように思えて成らない。</p>
<p>天皇杯2回戦で、派手にすっころんでしまったベガルタだが、「転んでもタダでは起きない強かさ」を見せて欲しい。</p>
<p>幸いにも、リーグ戦の順位には全く関係のない大会での連敗なのだ。この「公式戦2連敗」から上手に学び、これをうまくリーグ戦の糧として欲しいものである。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>【ナビスコ杯準々決勝第1戦】磐田2-1仙台　MF太田、貴重なアウェイゴールをゲット。お互いにミスの多い展開の中、ゴールの起点・アシストとなったのは、J1初出場を飾った細川のクロスからだった。重い展開の第1戦を、得失点差-1で凌ぐ事に成功。決して「敗戦」ではない。あくまでもホーム＆アウェイでの決着である。</title>
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    <published>2010-09-02T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-09-02T08:54:54Z</updated>

    <summary> ＃ナビスコカップ、天皇杯などのカップ戦については、基本的にレポートのみの掲載とさせて頂いております...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>＃ナビスコカップ、天皇杯などのカップ戦については、基本的にレポートのみの掲載とさせて頂いております。ご了承下さい。</p>
<p>先に、この試合の筆者なりの解釈を書かせて頂くと－。</p>
<p>決して、この試合は「敗戦」ではない。あくまでも、「ホーム＆アウェイで決着する試合の、前半の90分を終えただけ」である。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>もちろん、勝者判定の第一条件は「2試合を終えて勝ち点の多い方」なので、この第一戦で勝ち点3を渡してしまった以上、第二戦は、最低限でも勝利を手中に収めなければ、準決勝への勝ち上がりは無くなる。</p>
<p>ただ、それを念頭に置いたとしても、MF太田が古巣から決めたアウェイゴールは、あまりにも大きい意味を持つものとなった。</p>
<p>試合自体は、仙台にとって大変厳しいものとなった。フェルナンジーニョと赤嶺を欠く中、朴成鎬の1トップの布陣に、関口・梁・太田の3枚を2列目に並べて、攻撃的に出ようとした仙台。だが、相変わらず朴成鎬との連携は噛み合わず、攻撃の展開は、2列目の3枚とボランチ、そして両サイドバックが絡む展開が中心となった。</p>
<p>それでも、前半のうちに、得点機は訪れていた。だが、そこを決めきれないうちに相手に2点を、あっと言う間に献上。2分間で、2失点。相変わらず、得点・失点直後の落ち着きの無さは改善されていない。</p>
<p>号を煮やした指揮官は、後半の頭から、太田を1列上げ、成鎬との2トップとした。これにより、太田はよりゴールに近いところでのプレーが出来るようになり、チャンスメークを連発。シュート数を見ても、この試合の全7本のうち、実に太田が4本も放っている。それだけ、古巣からゴールを奪う事に執着していたのだろう。また太田は、湘南戦での試合途中からのフォワード起用によって、梁の先制点をも産み出しているため、太田はやはり、磐田時代にも言われていた通り「フォワードも出来る2列目」なのだろう。</p>
<p>そしてその「実績」と、古巣からゴールを奪おうとする「執念」は、後半の31分に、見事に結実する。</p>
<p>この日は、疲労や負傷の影響で、左右のサイドバックを試合中に交代させるという采配となった。朴柱成、菅井ともに強行出場の感が拭えず、指揮官曰く「2人は行けるところまで行って交代させるつもりだった」と、始めから90分は保たないとの判断。そのため、攻撃的な選手の投入は、中原の投入に留まった。</p>
<p>だがそう簡単に、中原が公式戦連続得点を獲れるとも思っておらず、アウェイゴールは難しいか、、、、と思っていたその時。後半30分に得たフリーキックから、得点は産まれる。</p>
<p>誰しもが、ゴール前の中原に合わせてくると思ったそのとき、梁の撃ったボールは、中原を飛び越えて、ファーに詰めていた細川のところへ。当然、競り合いの範囲から外れていた細川をマークしている磐田の選手はおらず、完全にフリーで、中央へ折り返す事に成功した。</p>
<p>ただ、その細川の折り返しも、決して楽なボールではなかった。磐田のディフェンス2枚にブロックされながらも、ボールは太田へ収まったものの、シュートを撃つまでは無理か、、、、と思った瞬間。</p>
<p>なんと、磐田のディフェンス2枚の僅かな隙間から、ボールが飛び出してきたのだ。もちろん、磐田GKの川口には、シュートを撃った瞬間など見えていなかっただろう。完全に虚を突かれた川口は、反応のタイミングが遅れ、ボールは綺麗にネットを揺らした。</p>
<p>まさしくJ1級の、見事なまでのゴールシーン。調子が上向いてきた太田ではあったが、それ以上に、古巣からなんとしてでもアウェイゴールを奪ってやろうという気概が感じられるゴールだった。</p>
<p>この試合に向け、磐田は中2日、仙台は中3日というハードスケジュールとなった。磐田はホーム開催とは言え、中2日のパフォーマンスとは思えない、落ち着いたポゼッションで、仙台の攻撃のチャンスを奪い続けた。その結果、仙台は僅か7本しかシュートを撃てず、太田の執念のゴールが無ければ、2-0でピンチに立たされるところであった。</p>
<p>だが、内容はともかく、結果としてアウェイゴールを奪う事には成功した。この準々決勝が、ホーム＆アウェイで行われる規定である以上、考え方によっては、磐田がホームで得た2得点よりも、仙台がアウェイで得た1得点のほうが、より重要な意味を持つ。</p>
<p>それでも、反省するべき点は、しっかりと反省したい。ハードスケジュールとはいえ、この日はまた、中盤でのボール捌きにミスが目立ち、相手に攻撃のチャンスを与え続けてしまった。また、1失点目としてジウシーニョに奪われたシーンでは、左サイドからのクロスに対し、そこへディフェンスがみな引っ張られてしまっており、逆サイドで待ち構えていたジウシーニョをマークしていた選手は居なかった。</p>
<p>2失点目については、もはや西を褒めるしかない。あの位置から撃ったミドルが、枠に当たってゴールインするなど、運も絡んでの失点劇だった。どんなにマークしていても、あのようなシュートが決まるのを簡単に止められるものではない。やはりポイントは、1失点目でジウシーニョを「どフリー」にしてしまった事に対する、ディフェンスの問題か。</p>
<p>続く第二戦では、当然、また狙われるだろう。同じ轍を踏まないよう、しっかりと修正したい。</p>
<p>さて、この日の結果を受け、仙台が第二戦を、どのように戦うべきかがはっきりした。</p>
<p>単純明快に「無失点勝利」である。もはや、これしかない。</p>
<p>仙台がアウェイゴールを奪った以上、磐田はホームで獲った2点は、もはや無いに等しいと感じている。もちろん、「勝ち点3」という積み上げがある以上は、磐田は第二戦を引き分けでもOKとなるのだが、今度は仙台のホームだ。そう簡単に、勝ち点の積み上げは許さない。</p>
<p>狙うのは、ガッチリ固めた守備から、速攻性の高いカウンターサッカーか。当然、磐田はポゼッションを中心に、仙台の地でのアウェイゴールを狙い、積極的に攻めてくるだろう。仙台としては、それを如何に許さず、自分たちのペースで試合を運び、1点をどこかで奪って、1-0で勝利できるかがポイントになる。</p>
<p>万が一、アウェイゴールを許す展開になれば、得失点の関係上、仙台は2点差以上を付けて勝たねばならない。つまり、3-1以上のスコアである。フェルナンジーニョも赤嶺も居ない以上、これは非常に厳しい要求だ。だからこそ、第二戦で磐田を零封する事は、実は3得点にも等しい価値がある。</p>
<p>徹底的に、磐田の攻撃の芽を封じ続け、どこかで1点をもぎ取って、1-0で勝利－。</p>
<p>これが、仙台が準決勝に駒を進めるための、唯一の活路である。決して大量得点には期待しないほうがいい。</p>
<p>この日の結果は、決して「負け」などではない。もしこの第一戦の結果を、磐田側が「勝利」と捉えているなら、むしろ好都合だ。磐田からしてみれば、「引き分けでOK」というこの状況が、選手を混乱させ、やるべき事がはっきりしない展開になる可能性を大いに胎んでいる。</p>
<p>その点、仙台は、やるべき事がはっきりしている。これはある意味、大きなアドバンテージではないのか。</p>
<p>今から、来週の第二戦が愉しみで仕方がない。ただ、できればフェルナンジーニョには、間に合うのであれば戻ってきて欲しいところである。90分とは言わない。途中出場での切り札としてでも良いから、なんとか間に合って欲しいものである。</p>
<p>まだ状況は、「完全にイーブン／五分五分」であると見る。しかも、今度はこちらのホーム。そして、お互い中2日での開催(9/5に天皇杯2回戦)で、しかも敵は、移動の負担もあるのだ。第一戦以上に、磐田の選手には、より体力面での負担がのし掛かる。間違いなく、後半は足が止まるだろう。</p>
<p>勝ち上がれば、今年もカップ戦で2000万の収入が確定するのだ。応援する価値は、充分にあるじゃないか。</p>
<p>さぁ貴方も、9月8日(水)はユアスタへ－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>仙台2-1湘南　ときに、ユアスタは &quot;劇場&quot; と化す。&quot;仙台キラー&quot;湘南のFW阿部吉朗と、&quot;湘南キラー&quot; 仙台のFW中原貴之のゴール共演で、フェルも赤嶺も居ない後半が興奮のるつぼと化し、大いに酔いしれる事ができた。仙台は久しぶりの連勝で、降格圏を辛くも脱出に成功。</title>
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    <published>2010-08-29T13:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-29T13:08:49Z</updated>

    <summary> 前半の終了間際。痛みを堪えながらピッチ上にうずくまり、ストレッチャーに乗せられてピッチをあとにした...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>前半の終了間際。痛みを堪えながらピッチ上にうずくまり、ストレッチャーに乗せられてピッチをあとにした、FW赤嶺真吾。</p>
<p>前節の大宮戦で全3得点を叩き出した、フェルナンジーニョと赤嶺の姿は、この試合の後半のピッチには無かった。大宮戦の結果を受け、この試合でも彼らのゴール共演に期待したサポーターは多かったはずだが、サッカーの神様は、それを見事に裏切ってくれた。</p>
<p>運命とは、ときに、残酷である。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>だが、この試合が「湘南戦」であるという事実が、そんな逆境すらも「ドラマの起点」にしてしまった。</p>
<p>思い起こされる、昨年の夏の湘南戦。舞台は、やはりユアテックスタジアム仙台。FW中原貴之の「有り得ないロングヘッド2発」で逆転勝利を収め、昇格争いに踏みとどまった一戦。実に感動的な試合であったが、まさか、J1のこの舞台で、あの試合の「アンコール劇場」が観られるとは、夢にも思わなかった。</p>
<p>後半6分。負傷退場した赤嶺に代わり、後半の立ち上がりからフォワードとして途中投入されたMF太田の、みちがえるような縦への突破から、チャンスは産まれる。彼の折り返しのクロスは、まるでナイフで敵の身をえぐり取るような、深くて強烈なものだった。湘南GK野沢が辛くも触り、それを湘南DFがクリアしようとするが、これがなんとクリアミス。中途半端に弧を描いて落ちてくるその先には、我らが大黒柱・梁勇基の姿が。トラップもせず、落ち着いてこれをボレーシュートした先では、GK野沢の反応も許さず、豪快に湘南ゴールネットを揺らした。</p>
<p>後半7分、仙台先制－。</p>
<p>しかし、これでも決して優勢に立てないのが、仙台クオリティー。誰しもが「得点直後は気を付けろ！」と、内心思っていたはずの僅か2分後、やはり、失点を喫す。</p>
<p>それも、あの「仙台キラー・FW阿部吉朗」に、である。彼に裏へ抜け出されたとき、一瞬、オフサイドかと思われたが、その判定は出されず。GK林の脇を突かれたシュートは、ゴール左隅に決まってしまう。</p>
<p>これで、彼には過去4戦で、全て得点を許してしまった事に。</p>
<p>せっかくの先制点を活かせず、僅か2分後の失点。しかも、そのピッチ上に、フェルナンジーニョも赤嶺も居ない。この苦境を、いったい誰が打開してくれると言うのだろうか？</p>
<p>しかし、前述した「この試合が湘南戦であるという事実」が、仙台のベンチに居た役者へ、ここでスポットライトを当てる事になる。</p>
<p>FW中原貴之。そう、私たちには、まだこの男への期待が残されていたのだ。</p>
<p>試合の状況を見計らい、後半28分に朴成鎬との交代でピッチへ入ると、彼のチャントが一際大きく響き渡る。そう、思い返すは、昨年のホーム湘南戦での彼の活躍。しかも、あの試合で彼に絶妙なクロスを供給した、DF朴柱成もピッチに居る。この状況で、中原のヘッドを期待しない訳には行かない－。</p>
<p>それでも、今季ここまで中原は思うように活躍できないでいた事に加え、治りかけとはいえ、その顔面にはフェイスガードが。本人曰く、「邪魔で足下がよく見えない」との事で、こんな状況では、都合良く活躍に期待する事のほうが、本来は無理があった。</p>
<p>だが、結局は、そんなマイナス要素など、一切関係なかった。</p>
<p>攻撃の起点は、後半27分。前節よりボランチとして先発しているMF斉藤が、前線左サイドでボールを持って展開しており（この位置にボランチが展開している事自体、仙台としては驚きの部類に入るプレーであるのだが）、そこからの朴柱成への「落とし」が、彼から中原へクロスを供給するための、絶妙の間合いとなった。</p>
<p>落ち着いて、中原を目掛けて丁寧にクロスを入れる朴柱成。その軌道は、相手DFと競り合いながらも、見事に中原の頭を捉えた。そして、中原の「高さ」が相手DFに勝り、湘南ゴールへ向けての「折り返し」に成功する。決して、シュートを撃ったようには見えなかった。</p>
<p>ところが、その折り返しのボールの先に居たのは、仙台の選手ではなく、なんと湘南ゴールの左サイドネットだった。GK野沢の反応をあざ笑うかのように、綺麗なループを描いて、ボールは湘南ゴールへ。</p>
<p>後半28分。仙台、突き放しに成功－。</p>
<p>中原がヘッドに強いのは、誰しもが認めるストロングポイントだ。しかも、どんなに距離があろうと関係ない。それも、どういう訳か、新潟時代のチームメートであるGK野沢の居る湘南戦では、滅法強い。</p>
<p>だが今季は、J1の舞台。そうそう出番もなく、こんなチャンスが訪れる事自体、確率的に低かったはずだ。フェルナンジーニョの負傷離脱、赤嶺の負傷離脱が無ければ、出番は無かったかもしれない。</p>
<p>しかし、中原をピッチに送り出した指揮官の脳裏には、「中原は湘南戦に強い」という、確固たる自信であった。それを証明するべく、彼はピッチに送り込まれた。</p>
<p>そして、昨年のホーム湘南戦でも見せた、朴柱成からのクロスを、ヘッドで、しかも長い距離を、豪快に決めてみせてくれたのだった。</p>
<p>－有り得ない。</p>
<p>GK野沢の脳裏に、そして、反町監督の脳裏にも、そんな想いが支配していた事だろう。</p>
<p>まさしく彼は、湘南キラーだった。その舞台を、J2からJ1に移しても、その特性はまだ失われては居なかったのだ。</p>
<p>2度目のリードを得た仙台が、もはや更なる失点を期するような隙を見せる筈もなく、このまま試合は終了。穴だらけとなった湘南の守備を突きまくり、あわや3点目というシーンも度々観られたが、この試合は勝つことが重要。同じ過ちを繰り返す事なく、同期昇格のライバルに、ほぼ引導を突き付けるに値する勝利を手に入れた。</p>
<p>仙台としては、今季リーグ開幕以来の連勝を手中に収め、その結果として、16位から14位へ一気にステップアップ。降格圏を脱出する事に成功した。</p>
<p>気が付けば、順位で周辺に居る他チームが、尽く勝利を逃してくれた結果により、なんと、勝ち点21で4チームが並ぶ大混戦に。僅か2試合前まで、13位に居た大宮は、連敗を受け、仙台に代わって16位の降格圏に転落してしまった。</p>
<p>今から思えば、浦和戦で、負けずに最低限の勝ち点1を持ち帰ってきたからこそ、今節の降格圏脱出に繋がったのだと考えている。（但し、勝てた試合ではあったのだが）</p>
<p>ようやくこれで、仙台は「残留を争うに値するチーム」になった気がする。それも、他のライバルチームと比較しても、調子は上向きだ。このまま推移すれば、近いうちに、安全圏まで上昇してくれる事にも、大いに期待できる。</p>
<p>しかも、フェルナンジーニョと赤嶺の負傷を癒すだけの時間も稼げた。ここからの2週間は、過密日程で、ナビスコカップと天皇杯が続くため、リーグ戦は2週間のお休みに。翌日の河北の記事を見る限り、赤嶺は試合後も、無理に病院へは行かなかったようだ。かなり痛そうにしていたので、長期離脱も覚悟したが、おもったより回復は早いかもしれない。</p>
<p>正直を言えば、降格圏に沈む状況下において、ナビスコカップの決勝トーナメントや天皇杯などの過密日程など喰らいたくは無かった。可能であれば、ナビスコカップを辞退し、コンディション調整に当てたかったくらいだ。</p>
<p>だが、大宮戦・湘南戦での連勝を受け、むしろ、ナビスコカップと天皇杯によって訪れる「リーグ戦の中断」を、前向きに捉える事が出来る状況になった。</p>
<p>もう少し、暑い時期は続くだろうが、この連勝により、サポーター諸氏の心の中にも「一陣の涼しい風」が舞い込んだ事だろう。それは、筆者も感じている。</p>
<p>次節より、9月の対戦へ突入する。皮切りとなる、アウェイ鹿島戦でも、厳しい戦いが予想されるが、なんと鹿島は、現在過去5戦を未勝利の3分2敗で推移。「2週間の中断期間」があるとは言え、彼らもナビスコカップと天皇杯は消化しなければならない。基本的に、仙台と同じ過密日程なのだ。あくまでも、条件は同じである。</p>
<p>そこへ向け、まずは、如何にナビスコカップ2試合と天皇杯を、良い成績で、かつ、負傷者など出さずに乗り越えられるか。</p>
<p>ただ、仙台にとって、目先の最大のミッションは、フェルナンジーニョと赤嶺の回復である。この2週間で彼らが万全の状態に戻れるのであれば、ナビスコカップと天皇杯を棄てても良いと思っている（実際、そんな事は出来ないのであるが）ものの、これはこれで、J1に居るからこそのお楽しみ。サポーターとしては、降格圏脱出に成功したこの心地よさを、一旦、別な大会で余韻を楽しみたいものである。</p>
<p>なんでも、ナビスコカップには、規定の関係上、赤嶺は出場できないとか。もっとも、負傷の回復を優先したいため、仮に出場可能だったとしても、指揮官は彼を起用する事は無いだろう。むしろ、復調した太田に期待したい。</p>
<p>とにもかくにも、なんとかこれで、再び前を向いて試合に臨めそうである。</p>
<p>仙台も、まだまだ棄てたものではない。これからも厳しい戦いは続くだろうが、厳しいリーグだからこそ、ユアスタで唄うオーラの心地よさは、J2時代のそれとは、また違ったものを感じた。</p>
<p>ユアスタでのオーラは、第2節の大宮戦以来。実に5ヶ月ぶりの事であった。あのときとは、また違った感動を味わいながら、精一杯に声を振り絞って、唄ってきた。</p>
<p>また、あの感動を味わいたい。</p>
<p>志を共有する、貴方と、一緒に－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第21節vs湘南戦プレビュー　前節、ようやく降格圏脱出の目処が立つ勝利を掴んだ仙台。今節ホームに迎えるは、同じく降格圏に沈み、喘ぐ湘南。勝利を掴むのは、2トップの連携が機能に始めたフェル・赤嶺を擁する仙台か、それとも、仙台キラー・阿部吉朗を擁する湘南か。仙台としては、勝てば降格圏脱出が確定する一戦。</title>
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    <published>2010-08-27T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-27T09:01:37Z</updated>

    <summary> 前節、実に4ヶ月半ぶりのリーグ戦勝利を挙げ、ようやく降格圏脱出の目処が立った仙台。対戦相手だった大...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
前節、実に4ヶ月半ぶりのリーグ戦勝利を挙げ、ようやく降格圏脱出の目処が立った仙台。対戦相手だった大宮は決して不調という訳ではなく、戦前は厳しい予測筋の矢面に立たされていたが、蓋を開けてみれば、前半3分に相手の出鼻を挫くフェルナンジーニョの先制点を挙げ、その後も90分間に渡って主導権を握り続けるという、「とても14戦勝ち無しとは思えない試合内容だった（スカパー解説者・談）」サポーターにとっては願ってもない勝ち方で、これまでの溜飲を下げた格好となった。<br />
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>ただ、諸氏ご存じの通り、14戦を勝ち無しで推移してしまった結果、僅か1勝では降格圏を脱出できない位置まで下がってしまっていたため、前節の大宮戦の勝利を以てしても、16位・降格圏は脱出できず。</p>
<p>それでも、サッカーの神様は、まだ仙台にチャンスを与えてくれるかのような、前節の他会場の結果となった。</p>
<p>仙台よりも順位で下に付ける、湘南と京都の敗戦はもちろんの事、勝ち点で少し差を付けられていたはずの、順位で直上に居た神戸・FC東京が、なんとそれぞれ引き分け・負けという結果に。</p>
<p>そして、その神戸(15位)とFC東京(14位)が、今節に直接の激突となり、加えて仙台(16位)と湘南(17位)という、見事なまでの「残留争い直接対決」の構図が、今節に成立した。</p>
<p>勝ち点的にも、仙台は、神戸とFC東京の 20 に肉薄する、18 まで上昇。このため、仙台は勝利すれば、神戸とFC東京のどちらかを最低限抜く事ができ、15位浮上が実現する。</p>
<p>加えて言えば、これは少々「とらたぬ」ではあるのだが、仙台は湘南に4点差を付けて勝利すれば、神戸－FC東京がドローで終わる事により、14位にまで浮上できるのだ。</p>
<p>更に付け加えれば、現在13位の大宮との勝ち点差は3。その大宮は今節、現在絶好調のセレッソ大阪をアウェイで相手にしなければならないため、もし大宮がセレッソに敗戦ともなれば、得失点差的に、仙台は大宮の上にも行ける事に。</p>
<p>今節に勝利を収める事によって、なんと13位まで、一気にジャンプアップできる可能性が出て来ているのである。（繰り返すが、湘南に4点差を付けての勝利が必要である）</p>
<p>もちろん、こんな「とらたぬ」など、何の意味も持たない事は、重々承知の上だ。だが、たった1勝しただけで、こんなに愉しい皮算用が出来る状況に至ったのである。これを愉しまずして、いったいどこで勝ち点計算を愉しめというのか。これこそ、「外野の特権」に他ならない。</p>
<p>さて、さんざんに「皮算用」を愉しんだところで、現実に話を戻そう。いや、決して今節の13位浮上が不可能と言っている訳ではないのだが。</p>
<p>浦和戦・大宮戦の2戦で勝ち点4を挙げ、まずまずの成績で、埼玉アウェイ連戦を乗り切った仙台。実践してきたサッカーがようやく実を結び、残留争いの首の皮一枚のところで、辛うじて可能性を充分に残している。ここで、また同じ泥沼に嵌りたくはない。</p>
<p>せっかく掴んだ「再浮上のきっかけ」である。どうしてもこのチャンスをモノにし、降格圏脱出を現実のものとしたい。</p>
<p>そんな意気込みで臨む今節を前にした、木曜日の紅白戦では、少しだけ心配なイベントが発生した。フェルナンジーニョが右足の靱帯を痛め、練習を途中で切り上げたという話が飛び込んで来ている。ようやく赤嶺との連携がとれ始めたこのタイミングでのこの状況は、少々厳しいと感じるところはあるが、ここで彼に無理をして欲しくない、確固たる理由がある。</p>
<p>諸氏もお気付きと思う。そう、この湘南戦から、なんと2週間で5試合という、超・過密日程なのである。</p>
<p>8/28(sat) 19:00 home 湘南戦(リーグ戦)<br />～中3日～<br />9/01(wed) 19:00 away 磐田戦(ナビスコ杯決勝T)<br />～中3日～<br />9/05(sun) 19:00 home 天皇杯2回戦<br />～中2日～<br />9/08(wed) 19:00 home 磐田戦(ナビスコ杯決勝T)<br />～中2日～<br />9/11(sat) 19:00 away 鹿島戦(リーグ戦)</p>
<p>6月のナビスコカップ予選で決勝トーナメント進出を決定した時点で、この時期の連戦を迎える事は、もう既に判っていた事ではあるが、よりにもよって、残留争いのこんな大事な時期に、この連戦を迎える事になるとは、夢にも思わなかった。</p>
<p>ただでさえ、これだけの厳しい過密日程なのに、現在チーム得点王のフェルナンジーニョを欠く訳には行かない。そこで、湘南戦が大事な一戦である事は重々承知の上で、敢えて、フェルナンジーニョを湘南戦では先発から外す可能性もあるかもしれない。</p>
<p>そのフェルナンジーニョの部分を除けば、他のメンバーは、大宮戦をベースで臨む事になると思われる。ただ、もし可能であれば、引き続きフェルナンジーニョは先発最有力候補。得点ランキングの上位進出も掛かるだけに、是非とも、今節もフェルナンジーニョの勇姿を拝見したい。</p>
<p>大変に厳しい連戦ではあるが、今季の仙台にとって一番大事なのは、やはりリーグ戦。次節が鹿島戦である事を考えると、今節の湘南戦は、どうしても勝っておかなければならない相手だ。また、勝たなければ、次にいつ降格圏脱出のチャンスが訪れるか判らない。</p>
<p>一戦必勝の気概で、まずは後の事を考えず、目の前の敵を打ち破りたい。</p>
<p>厳しい日程ではあるが、これも、ナビスコカップ予選を勝ち抜いたチームだけに与えられる試練。J1昇格の初年度に、このように3大会でのチャンスを与えられる事など、なかなか経験出来ない。この経験を来年も出来るように、まずは、湘南戦での勝利が必須となる。</p>
<p>ただ、敵もそう甘くはないだろう。</p>
<p>見出しにも書いたが、湘南には、あの仙台キラー・阿部吉朗が在籍。昨年のJ2での3戦中も2得点を決められており、今季の第1クールでのアウェイ対戦でも、やはり彼に決められて、敗戦を喫している。他にも注意すべき、田原や中村などの選手は居るものの、やはり仙台サポーターとしては、「また今回も阿部に・・・？」と危惧している諸氏は、決して少なくないのではないだろうか。</p>
<p>勝利にこそ見放されてはいるが、湘南も、決して弱いチームではない。反町氏の攻撃的なサッカーは、昨年の就任時から充分な時間を以て浸透しており、あの清水から3点を奪うなど（この試合は6失点の大敗だったが）、今季新加入のエメルソンも含めて、充分に驚異的な存在である。</p>
<p>勝てないながらも、攻撃的なサッカーを趣向し、1勝を期するその姿勢は、14戦を勝ち無しとしてきた、仙台とも通じるものがある。彼らのサッカーも、いつの日か報われる日は来るはずだ。</p>
<p>だが、その日は、今節では無い。湘南には申し訳ないが、仙台は、斉藤大介という安定感バツグンのボランチを中盤の底に据え、湘南の攻撃を無失点で凌ぐ準備は出来ている。もし仮に1失点したとしても、フェルナンジーニョと赤嶺の2トップに加え、何度も惜しいシュートを放っている関口、そして言わずと知れた大黒柱・梁が、湘南の守備陣を、他のチームと同様に、尽く切り裂いてくれるはずだ。</p>
<p>どんな相手でも、仙台は今は勝たなければならないし、勝てるだけの準備と、そして自信を取り戻しているはずである。</p>
<p>筆者が着目したい、この試合の勝利のポイント。それは「如何に2点を先行し、きっちり試合をコントロールするか」である。</p>
<p>14戦を勝ち無しとしていた頃は、1-0でも良いから泥臭く勝って欲しい、と願っていた。だが、元々の仙台の攻撃力は、嵌れば1得点では済まない能力を持っている。ただ、8月1日の川崎戦のように、仮に2点を先行しても、その後のゲームコントロールが稚拙なのでは、例え相手が湘南であっても、逆転敗戦は有り得る事。</p>
<p>そう、本当に大事なのは、川崎戦で学んだ「先制点、その後に－」の部分なのだ。</p>
<p>例えどんなに実力差があろうと、100％の勝利は有り得ないのがサッカーである。そのパーセンテージを高く保ち続けるために、常に相手のウィークポイントを研究し、突き、そして自身のウィークポイントは出来るだけ表沙汰にならないようにカバーする努力が必要になる。</p>
<p>そういう視点から、現在の仙台をみた場合、もう既に諸氏ご存じの通り、「如何にリードを守りきるのか」の部分が、それに相当するのである。そこさえきちんと出来るようになれば、例え相手が優勝争いをしているような強豪チームであっても、勝てる可能性は充分にある。</p>
<p>折しも、湘南戦のあとは、ナビスコカップと天皇杯を挟み、鹿島戦が控えている。今季の初対戦では、宮スタで仙台が2-1と勝利を収めており、鹿島はリベンジを期して仙台を迎えるはず。その舞台で、鹿島にもう一度「煮え湯」を飲ませるためには、全体的にオーガナイズされた、攻撃と守備が絶対に必要になる。</p>
<p>その鹿島戦、そしてそこへと続く、ナビスコカップ決勝トーナメントと天皇杯を気持ちよく迎えるためにも、この湘南戦は、今季のリーグ戦34試合の中で、最も重要な一戦と位置付けたい。</p>
<p>9月も、もう少し残暑は続くとの長期予報ではあるが、この苦しい時期を、今、乗り越えないと、仙台に一足早い「厳冬」が訪れる事にも成りかねない。</p>
<p>そんな苦境を味わいたくなければ、今、ここで、勝っておくしかないのだ。</p>
<p>そして、仙台が今節の勝利を手にするためには、1人でも多くの声援が必要になる。</p>
<p>さぁ、ぜひ貴方も湘南戦へ。<br />オーラを唄い、一緒に、降格圏脱出の感動に浸ろうではないか－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>大宮0-3仙台　フェル2発に赤嶺初得点。14試合勝ちの無かったチームとは思えない、良い内容を伴う結果を叩き出し、残留争いに逆襲の咆哮を轟かせた仙台。3勝2分と好調だった大宮をアウェイで完璧に下し、貴重な勝ち点3を奪取。この試合のキーポイントは、双方共通のイベントであった「今季初先発のボランチの差」か。</title>
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    <published>2010-08-23T11:30:00Z</published>
    <updated>2010-08-23T17:16:24Z</updated>

    <summary> 直近5試合の成績で比較する限り、「3勝2分0敗」vs「0勝2分3敗」という、完全に真逆な状況で迎え...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>直近5試合の成績で比較する限り、「3勝2分0敗」vs「0勝2分3敗」という、完全に真逆な状況で迎えた、今節の対戦。しかも、大宮は中3日ながらホームであり、移動による疲れは無い。中4日でアウェイの仙台とのアドバンテージ差は、無きに等しい状況での対戦になるはずだった－。</p>
<p>目先の戦績だけを見る限りでは、ホームの利をも活かし、大宮優勢と見る人は多かった事だろう。事実、順位でも 12位 vs 16位 と、ホームチームの勝利という結果を予想するには、充分過ぎるほどの材料。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>しかし、ある一つの"要素"が、その予想材料に「待った」をかけていた。</p>
<p>それこそが、"相性" という要素。どんなに直近の戦績が良かろうと、この要素によって戦果を覆して考えたくなる人は、決して少なくないはず。そして、今節の、この「大宮－仙台戦」こそが、その "相性" という要素が脳裏から切っても切り離せない、ラージ・ファクターである事を、双方のサポーターは、強く意識していたと思う。</p>
<p>ご存じの通り、仙台は、昨年の天皇杯での大宮との対戦から、公式戦3連勝中。しかも、うち2戦は、今節の対戦の舞台でもある、NACK5スタジアム大宮。つまり、アウェイなのだ。</p>
<p>得点と失点の推移を見ても、昨季天皇杯は 2-1、今季リーグ戦(第2節)は 3-1、そしてナビスコカップ(予選最終節)は 4-0 と、なんと9得点・2失点の大差を付けていた。</p>
<p>ただ、この過去対戦3試合のうち、昨年の天皇杯と、今年のリーグ戦での対戦（第2節）については、大宮の現監督である鈴木淳氏では無かった。当然、今節は監督が替わり、メンバーや戦い方も違って来ている。単純に、"相性の良さ" だけで、仙台に有利な予想をする人はいなかっただろう。前述の「直近の5試合」を比較しても、相性の良さについては、今回ばかりは関係無し、と読んだ関係者・サポーターも多かったと思う。</p>
<p>だが結局、結果は3得点・無失点の快勝。</p>
<p>内容を比較しても、ホームなのに運動量の少ない大宮に対し、アウェイながら積極的にボールをコントロールし、数多く、しかも精度の高いチャンスを作っていたのは、他ならぬ仙台のほうであった。</p>
<p>得点シーンを簡単に振り返ってみよう。</p>
<p>前半3分の先制点。今季、初先発のボランチ・斉藤大介から、左サイドに展開した梁へパスを出し、その梁から、ファーに詰めていたフェルナンジーニョへ、絶妙のロングパス。このボールを、フェルナンジーニョがノートラップで左足に当て、そのままボールは枠内へ。大宮GK北野は、これにまともに反応できず、幸先の良いゴールを、仙台があっと言う間に奪い獲った。</p>
<p>前半34分の2点目。先制点の起点ともなった、ボランチ・斉藤大介が、大宮ゴールの左側へ、シュート性のボールを放つと、その先にはなんと、鋭い嗅覚で詰めて来ていた、FW赤嶺真吾が。彼のとっさの判断により、「ボールが来たので足に当てた」結果、ボールはそのスピードを殺さぬまま、いきなりその軌道の角度を、右側へ変更。その様は、まるでビリヤードのクッションで跳ね返るボールの様相。GK北野は、反応する事も許されず、ボールはゴールの右隅へ決まった。</p>
<p>後半20分の3点目。ここは完全に、フェルナンジーニョの個人技炸裂による加点となった。左サイドでボールを受けると、そのままドリブルでエリア内へ。大宮DF深谷との1対1を、見事な切り返しで突破すると、GK北野とDFマトとの狭いコースを綺麗に貫き、ボールはゴールを真横から射るように、逆サイドネットを揺らした。</p>
<p>この他、得点にこそ繋がらなかったものの、関口の惜しいシュートや、途中投入の中原のダイレクトボレーなど、可能性を感じるシュートのオン・パレード。終わってみれば、この日に記録したシュート数20本は、今節のJ1での最多シュート本数であった。</p>
<p>対する大宮も、意地を見せてシュートにまで持ち込んではくるものの、枠を外れたり、仙台の守備ブロックに簡単に阻まれるなど、可能性としては非常に低い内容に終始。それもそのはずで、大宮は仙台に運動量差で水を空けられ、チャンスメーク以前に、まず仙台の流動的な堅守を崩す事自体に手を焼いていた。</p>
<p>本当に、このチームが直近5試合を3勝2分の無敗としてきたチームなのか？と疑いたくなるほど、大宮は攻守が機能していなかった。</p>
<p>もちろん、仙台が貴重な勝利を手に出来た理由の一つには、この大宮の突発的な不調によるところも大きい。しかし、同じような状況は、前節の浦和戦でも既に体験していた。相手の不調に乗じ、こちらがしっかりと勝ち点3を奪うところまで、前節は持って行けなかったが、今節はそのミッション達成にようやく成功。本当に、1段ずづではあるが、仙台は、その成長の「柱の傷」を、少しずつ、高いところへ付けてきている事が、手に取るように判る。</p>
<p>ところで、大宮がここまでの好調さを一気に消沈させてしまったのには、実は理由がある。</p>
<p>それは、前節まで先発ボランチだった、MF金澤慎を控えに廻し、今季初先発となる、韓国人MFの李浩（イ・ホ）を投入した事だった。おそらく、大宮の鈴木淳監督は、チームが好調である事・相手が16位に沈む仙台である事を踏まえ、新加入の李浩を「試運転」するつもりだったのかもしれない。</p>
<p>それと同時に、実は仙台も、腰に不調を来してしまった千葉直樹に代わり、今季初先発・MF斉藤大介を起用していた。</p>
<p>つまりは、両陣共に、攻守の要・中盤の底という、大事なポジションを、お互いに「今季初先発の選手」を起用して臨んだ一戦だった、という訳である。</p>
<p>もちろん、大宮側には、試合がこんなに壊れてしまう事は、甚だ想像だにしなかったはず。しかし現実は、ダブルボランチを組んだ、MF青木との連携が噛み合わず、チームの足を引っ張る格好となってしまった。3失点ののち、業を煮やした鈴木淳監督は、後半31分に、その李浩を下げ、金澤慎を改めて投入するが、「刻・既に遅し」。試合は、終始仙台のペースで進められ、ボランチ交代の効果を感じられるまま、ゲーム・オーバーとなった。</p>
<p>対する仙台。こちらは、今季のリーグ戦初先発とはいえ、チームに長く在籍し、普段からの連携には何の難もない、ベテラン・斉藤大介を起用。富田との相性も良く、大崩するはずなど、有り得なかった。</p>
<p>そして、この日の3得点中、実に2点の起点となった斉藤大介。相手の大宮が、新加入の韓国人ボランチによって大きく崩れてしまう一方で、仙台は、控えのベテランボランチが見事に結果を出し、改めて、チームの連携の重要性を証明してくれた。</p>
<p>これは、仙台のサポーターなら、誰しもが「認めたくなくても認めざるを得ない」と思う部分の話だと思われるのだが、チーム最長在籍選手である千葉直樹は、ときに「悪いナオキ」として、相手に絶妙なパスを供給してしまうなどの悪癖がある。</p>
<p>ただ、千葉の場合は、相手の持つボールを、美しいまでにパスカットする能力や、セットプレーでは、梁の放つコーナーキックをニアに飛び込んで、アッサリとヘッドですらしてゴールネットを揺らす事に長けている、類い希なる能力の持ち主だ。だが反面、守備面で、絶対に犯してはいけない場面での凡ミスをやらかす印象も強く、「諸刃の剣」的な側面をも併せ持つ。</p>
<p>これに対し、斉藤大介の場合は、そこまであからさまな特徴を持つ訳では決してない選手だ。彼を千葉直樹と比べてみると、とことん「ボランチらしいボランチ」に見えてくる。決して攻撃面で無理はせず、守備を第一に考え（ここはチーム戦術に左右される部分もあるが）、いざ攻撃のシーンでは、得点の起点となる、絶妙のパスを前線に供給する。</p>
<p>考えてみれば、今まで仙台が求めてきたものは、この「ボランチらしいボランチ」だったのではないだろうか？</p>
<p>若干の余談となるが、相方の富田については、主力に定着したとはいえ、まだまだ成長の過程にある。これまでは、仙台在籍の長い、千葉が彼を引っ張って来たが、富田からすれば、決して「千葉とのコンビがベスト」ではない可能性もあり、彼の育成という意味を考えれば、他の選手との組み合わせも、あってしかるべきだろう。</p>
<p>その意味でも、今節、斉藤大介とのコンビで、一気に不調に陥った大宮が相手だったとは言え、無失点を達成しての勝ち点3を奪取できた事は、今後の闘いにおいて、大きな意味を持っているに違いない。</p>
<p>「ボランチの出来が、試合を大きく左右する」とは、サッカーというプロスポーツにおいて、よく語られる要素の一つであるが、今節のこの試合を観て、改めてそう感じさせられた。</p>
<p>こうして仙台は、実に15戦ぶりに、リーグ戦での勝ち点3を手中に収めた。</p>
<p>4月4日の鹿島戦の勝利以降、ここまでの道のりが、こんなにも険しいものになるとは、正直、予想だにしてはいなかった。もちろん、平行開催された、ナビスコカップ予選での勝利もあり、決してチームが、立て直しが効かないほどの「どん底状態」という訳ではなく、いつ勝利出来てもおかしくない内容で推移してきてはいたが、ここへ来て、結果論ではあるが「大宮との相性」という状況的好材料を味方に付け、本当に久しぶりの一勝を勝ち得た。</p>
<p>ただ、この勝利で、降格圏脱出を保証された訳では、決してない。確かに「長いトンネルを抜けた」事には違いはないが、トンネルというものは、奥深い山々にはいくつでもあるものだ。ようやく観た「日の目」を、また失わないよう、しっかりと道を選択して、今後の試合を展開して行きたい。</p>
<p>そのためには、今節で大活躍した（と筆者は個人的に認識している）斉藤大介選手を、湘南戦でも先発起用したい派である。もちろん相方は、富田選手だ。</p>
<p>現在の湘南のように、もがけどもがけど長いトンネルから脱出できないチームであれば、90分を通して試合を落ち着かせるために、尚更、安定感のあるボランチが望まれる。それが、現在の仙台では、斉藤と富田のコンビであると、筆者は信じて疑わない。千葉ではダメだ、とまでは言わないが、千葉のプレーは、良くも悪くも「仙台の歴史そのもの」であり、肝心な場面で、相手にボールをアッサリと渡してしまうような「仙台の負の歴史」は、少なくとも、次節の湘南戦では、発揮して欲しくないのだ。</p>
<p>もっとも、現在ここまで聞き及ぶ千葉の回復の程度や、この大宮戦での斉藤大介の活躍を見る限り、湘南戦は、ほぼ間違いなく、斉藤大介の起用でファイナル・アンサーだろう。</p>
<p>－－－－－－－－－－－－－－－－－－</p>
<p>ところでこの日は、筆者は別用があり、参戦は適わなかった。<br />現地に参戦する、同志友人に「魂」を預け、テレビの前で、祈るような気持ちで勝利を願い続けた。</p>
<p>大宮との相性の良さは、考えないようにしても、どうしても脳裏から離れなかった。鈴木淳・新監督率いる大宮は、過去3戦の対戦結果の時とは、もう違うチームなのだと自分に言い聞かせ続け、過度の期待はせずに、ただただ、先制点と、その後のチームの落ち着きだけを願い続けた。</p>
<p>すると、電光石火の前半3分の先制弾を皮切りに、見事なまでに、期待した通りの展開になっていった。まるで「念ずれば通ず」のことわざの如く、である。</p>
<p>加点が進めば進むほど、「更に落ち着け！」と、心の中で叫んだ。そう、皆も判っての通り、あのアウェイ川崎戦の「2点からの大逆転敗戦」という、忘れがたい過去の経験があるからだ。</p>
<p>だが、そんな心配を他所に、試合はどんどんと仙台ペースに。大宮は一矢も報いる事なく、ホームで、力なく敗れ去った。</p>
<p>戦前から判っていた「浦和の不調」を乗り越えられなかった仙台だが、この日は、大宮がこんなに不調に陥るなど、誰しもが予想だにしなかったはずだ。もちろん、埼玉ダービーにて、大宮が浦和を下した事実も、その判断の大きな要因である。</p>
<p>ただ、仙台としては、決して「相手にあわせて戦った」訳ではなかった。自分たちの出来る事を、試合で表現するだけ。そこへ、唯一のウィークポイントであった「後半のゲームコントロールの稚拙さ」という難題が覆い被さり、先制しても逆転負けという展開を繰り返して来ていた。</p>
<p>そしてこの日。ようやく、その「負の連鎖」を止める事が出来た。それもなんと、3得点・無失点の快勝。この日が来るのを、多くの仙台サポーターが、どれだけ待ち侘びた事だろうか。</p>
<p>しかし、まだ試合は続く。この一勝を無駄にしないためにも、絶対に次節のホーム湘南戦は、勝利が必要になる。</p>
<p>たまさか、今節は大宮側から調子を崩してくれたが、仙台よりも順位で下に付ける湘南は、目の色を変えて乗り込んでくるはずだ。その執念は、きっと、ピッチ上でも見て取れる事だろう。</p>
<p>仙台は、今節に勝ち得たこの「貴重な一勝」を意味のあるものにするため、敢えてこの一勝を「たった一勝」と認識し、目の前の次の一戦へ、サポーターも含めて、早急に気持ちを切り替えて臨みたい。</p>
<p>湘南戦に勝てる、という保証は、どこにもない。</p>
<p>そして、「大宮戦にあの内容で勝てたのだから、今度も完勝してくれるだろう」という、甘い期待は、するべきではない。</p>
<p>この「たった一勝」で、仙台の総合的実力が、大きく向上した訳ではないからだ。ほんの少しの気の緩みが、また私たちを、未勝利街道に突き落とすとも限らない。</p>
<p>だが「自信」は持とう。サポーターをも含め、失い掛けていた「J1定着への自信」を、再び掴むだけの材料は揃っているのだ。</p>
<p>私たちが「弱気」ではダメなのだ。</p>
<p>それは、前述した「念ずれば通ず」の意の如くであり、サポーターが「また負けるのか？」と弱気になってしまっては、応援する気持ちにも、そして声にも、それは現れてしまう。</p>
<p>まずは、湘南戦の公式練習の時間にて、15戦ぶりに勝利をプレゼントしてくれた選手たちに、アツイ声援を贈ろうではないか。そして、選手と共に、再び勝利の喜びを、今度はホームで味わおうではないか。</p>
<p>残留争いに巻き込まれて、初めて「J1での1勝の重みと喜び」を味わった。映像を通してですら、大きな感動を味わえたのだ。ホームで、生観戦の状況下で味わう1勝は、果たして、どれだけ感動的なものなのだろうか。</p>
<p>前回、「ユアスタで挙げた勝利」は第2節。やはり、相手は大宮だった。ただ、この時は試合の消化数の関係で、残留争いという表現が適切ではなかった時期もあり、勝ち点がばらけた現状において、初めて「残留争いの渦中」に居るのだ、と実感している。</p>
<p>この緊迫感は、、、、、そう。J2時代の「昇格争い」と通じるものだ。戦うカテゴリーこそ違うが、「来季のJ1在籍」を掛け、昨年も、夏場にユアスタで湘南と闘い、そして、中原の劇的な2ゴールで、逆転勝利を収める事が出来たのだった。</p>
<p>奇しくも、昨年と同じようなシチュエーションで、湘南と「来季のJ1在籍」を賭けて、再び相見えると言っても良いかもしれない。</p>
<p>相手を、最大限にリスペクトしつつも、勝負は非情に徹する。情けも遠慮も無用だ。仕留められるチャンスが訪れたら、遠慮なく、その「引き金」を引こうではないか。</p>
<p>仙台は、同期昇格のライバルを喰い物にしてでも、J1残留を果たす責任がある。そして、それを応援し、鼓舞する責任が、私たちサポーターにもあるのだ。</p>
<p>選手と共に、今節のこの感動を、もう一度味わおうではないか。</p>
<p>さぁ、貴方も湘南戦へ－。<br /></p>
<p>#初掲出時、過去3戦の対戦における大宮側の監督が、鈴木淳氏ではない旨の記載と致しましたが、正しくは「6月のナビスコカップの時点」で、既に鈴木淳氏が監督でした。</p>
<p>訂正の上、本追記にてお詫びとさせて頂きます。</p></div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第20節vs大宮戦プレビュー　昨年から続く &quot;相性の良さ&quot; は、忘れて臨むべきと考えたい一戦。仙台ゆかりの名将・鈴木淳新監督率いる好調大宮を相手に、仙台は15戦ぶりの勝利を誓い、埼玉の地に再び乗り込む。残留争いのライバルである以上、引き分けは負けも一緒。勝利あるのみ。</title>
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    <published>2010-08-20T10:30:00Z</published>
    <updated>2010-08-20T10:28:07Z</updated>

    <summary> 前節の他会場の結果に目をやると、15位磐田、そして14位大宮が、それぞれ共に勝利し、13位と12位...</summary>
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        <name>vegaltanote</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://achtsendai.s3.zmx.jp/vegaltanote/">
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>前節の他会場の結果に目をやると、15位磐田、そして14位大宮が、それぞれ共に勝利し、13位と12位へ、一気にステップアップした。</p>
<p>対して、我らが仙台。16位からの転落こそ免れたものの、15位・神戸との勝ち点差は4。危険水域的勝ち点差に拡がってしまった。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>当然の事ながら、2勝を挙げないと順位は好転しない。しかし、14戦勝ちのない現在の仙台にとって、2勝はとてつもなく厳しいノルマだ。</p>
<p>しかし、そんな厳しい状況を招いたのは、他ならぬ自分たちだ。14戦勝ちのない仙台が、残り15戦で、あと何勝できるというのだろう。</p>
<p>、、、、と、悲観すべき材料は、いくらでも揃っている。</p>
<p>だが今は、悲観する事よりも、先にするべき事がある。それが、この大宮戦での必勝の祈願だ。この試合に勝たなければ、前述した通り、16位・降格圏からの脱出など到底難しくなる。</p>
<p>厳しい事は判っているが、目の前の大宮戦に集中したい。</p>
<p>今節へ向けた、期待の材料としては、左サイドバックの朴柱成選手が先発に復帰しそうだという事。そして、再び別メニューとなってしまった菅井のポジションには、田村が左サイドから右サイドへシフトして臨む事になりそうである。その他のポジションには概ね変化はないだろう。</p>
<p>変化がない、という事は、2トップは赤嶺とフェルナンジーニョ2枚看板のままで臨む、という事になるが、ここについては、フェルナンジーニョの持ちすぎ感も浦和戦では改善の兆しが見られ、また赤嶺との連携も向上してきたようだ。</p>
<p>浦和戦では、そのフェルナンジーニョの突破から先制点を奪い、そこにはきちんと赤嶺も詰めていただけに、この2人の息も合ってきているものと見ている。</p>
<p>14戦未勝利の中においても、先制点を獲れる場面は数多くあり、最後の締め・逃げ切りの面での課題をどうクリアするかがポイントである事は、もう何節も前から語られている事なのだが、浦和戦の失点シーンを見る限り、そこは未だに改善されていない様子だ。</p>
<p>その未改善ポイントこそが、「仙台の右サイドの守備」にある。</p>
<p>浦和戦でもそうだったが、仙台の右サイド（菅井のポジション）からフリーでクロスを入れられてしまい、そこから失点するケースが目立つ。記憶にあるところでは、リーグ戦再開後の初戦であった、山形戦の後半にまで遡る。この試合の後半の2失点は、全て、仙台の右サイドを使われてのものであった。</p>
<p>そこから既に7試合を消化しているのだが、未だに、この点に改善の兆しはない。</p>
<p>もし、今節も失点する事があるとすれば、仙台の右サイド（相手からみて左サイド）が起点になる可能性は、大いにあると思う。</p>
<p>そこをケアするファーストディフェンスは、やはり、右サイドバックになる。ここ何節かは、菅井と田村とで交代で持ち回ってきているが、どちらが出ても、あまり改善できたという実感はない。もっとも、試合終盤で、リスクを負って攻撃に出ているシーンで、ボールを失った時に、このサイドを使われてしまうシーンは、90分を通して、決してゼロではないだろう。</p>
<p>全ての「右サイドからの失点」の原因が菅井や田村にある、とまでは言わない。ただ、明らかに他チームから狙われていると見て、ほぼ間違いのない状況下において、何ら手を打たないのも困りものだ。この点については、サポーター諸氏の中にも、実感している方も多い事だろう。</p>
<p>人を替えろ、とまでは言うつもりはないので、せめて、セットプレーで攻めている時や、ボールを失った際の守備帰陣時の約束事で、もう少し、仙台の右サイドを固める意識は必要ではないか。さもなくば、今節も右サイドを突破されての失点シーンを拝む事になるだろう。</p>
<p>翻って、仙台の攻撃陣。浦和戦では、基本に立ち返って「堅守速攻」を意識した戦い方で、不調とはいえ、あの浦和を相手に先制点をもぎ取った。前半から攻撃の圧力を高めてくる相手に対し、辛抱強く耐え抜く事さえできれば、後半で必ずチャンスは訪れる。今節についても、その方針は変えないほうが良いだろう。</p>
<p>前節、広島を相手に勝利を収めた事で、降格圏から少しだけ遠退いた大宮だが、まだまだ安心はしていないはず。今節は、相手のホームである事も手伝い、連勝を喫して、前半開始直後から、矢のようなシュートの嵐にまみれそうな予感もする。</p>
<p>その戦い方は、今季途中から就任した、あの鈴木淳新監督によって一変した。昨年末の天皇杯での対戦から続く、同カード3試合の公式戦は、全て仙台の勝利となっているが、最近の大宮の戦い方をみていると、より集中力が増したというか、自信を付けたというか、決して相手の圧力に怯まない強さを身に付けた感触がある。</p>
<p>また、途中加入した新戦力である、イ・チョンスの活躍によって、大宮は更に息を吹き返した。その事は、直近の5試合で負け無しの3勝2分という成績からも、容易に判断できる。</p>
<p>だが仙台は、それでも、この相手に勝たなければならないのだ。</p>
<p>もはや、勝ち方に多くを語る必要は無いだろう。</p>
<p>どんな形であれ、仙台は、1試合の中で得点は獲れるのである。リーグ戦再開後の7試合中、無得点は、僅かにホーム・横浜FM戦の1試合のみ。大量得点こそないものの、毎試合のように、最低でも1点は獲る力はあるのだ。</p>
<p>それを活かすためにも、絶対に「先制点」は譲れない。</p>
<p>そして、先制点を奪ったあとの「逃げ切り力」。ここにこそ、勝利へのポイントがある。そして、そのヒントこそが、「仙台の右サイドの守備」にある、と感じているのだ。</p>
<p>時間帯に関係なく、先制点を奪ってからのゲームコントロールが、仙台はとにかく甘すぎる。浦和戦でもそうだったが、どうしても仙台は、相手にボールを廻されてしまい、体力を奪われた挙げ句、入れられるクロスをまともにブロックもできず、先日のような失点に繋がるケースが多い。</p>
<p>この夏場の暑い時期だからこそ、先制点を奪ったあとは、1-0で逃げ切れば良いくらいの気持ちで、相手にボールを自由にさせない執念が必要になるのではないか。</p>
<p>それを、見事なまでに実践しているのが、お隣の山形である。</p>
<p>その成績を見ただけで、どんな戦い方を実践しているのかが判るくらいだ。直近の3戦は全て勝利で、その成績は、3戦全て1-0。しかも、相手が磐田・新潟・横浜FMと、決して低迷チームとは思えない相手ばかりである事から、山形がJ1で戦っていく術として、この1-0逃げ切り戦術は、非常に参考になる。</p>
<p>山形の試合を観ていると、愚直過ぎるほど、J2時代のそれと変わっていない。その内容とは、守備ブロックの堅さの維持と、前線からのプレッシングの併用。相手がポゼッションに長けたチームの場合は、守備ブロックをより強固にし、絶対に突破を許さない。そして、ディフェンスに難があるチームが相手の場合には、豊富な運動量を武器に、徹底的なプレッシングを貫き、相手の隙を突くのである。</p>
<p>例えるならば、まるで、フェンシングの防御と攻撃のようだ。</p>
<p>しかも、山形の場合は、持ち前の豊富な運動量を礎とし、J1でも通用するくらいにまでこれを昇華させたのである。</p>
<p>J2で培ってきた戦術が、J1でも通用する、極めて稀な例なのだが、これが成功したのも、増田や田代といった、鹿島からのレンタル加入組が攻撃面でフィットしたからに他ならない。</p>
<p>選手層の薄い山形が、J1で生き残れている理由。それは、「彼らには、守備の堅さしか武器が無かったから、そこを鍛えるしかなかった」点にある。徹底的に守備を磨き上げ、そしてレンタル加入組との連携を上手に行う事で、最低限の得点ながらも3連勝を挙げているのである。</p>
<p>ここまで書いておいて、隣の戦い方を参考にしなければならない事に、些かの悔しさも感じている。だが、それも仕方ない事だろう。彼らはJ1の2年生なのだ。昨年は、ダントツで降格チーム1番手に挙げられていただけに、それを見返そうと必死に闘い、そしてJ1残留を勝ち取った。</p>
<p>その自信が、今季の山形の戦いぶりに現れている。決して、今の山形を見下す事はできない。山形はもはや、J1残留を争うチームではなく、中位以上を狙えるチームに成長している。</p>
<p>今の仙台において、この山形の戦い方は、目の前の1勝を挙げるための、良い参考材料となるはずだ。もちろん、選手の特性や質が異なるため、全く同じ戦い方をするのは無理は話である。（もし、山形と同じ戦い方を仙台がしようとするならば、関口が最低でも5人は必要になるだろう）</p>
<p>だが、「守備への集中」と「ボールを相手の自由にさせない」という点は、絶対に踏襲すべきポイントである。</p>
<p>もし、仙台がその点を実践しようとした場合には、山形ほどの運動量（90分通して、の意で）が無い事を勘案し、方法はただ一つである。</p>
<p>「先制点を奪ったら、徹底的にポゼッションする」</p>
<p>これしかない、と筆者は考えている。</p>
<p>1点は、獲れる。しかし、2点はなかなか獲れない。</p>
<p>であれば、獲った1点を、守り抜くしか、活路は無いではないか。<br />もちろん、こんなに苦しい展開を強いられていなければ、常に「2点目」は狙うべきなのだが、仙台がそれをやろうとすると、どうしても後方の守備が疎かになり、カウンターなどで失点を喫するパターンが多い。</p>
<p>こういう展開の場合、一般的には「獲った先制点を守りつつ、隙あらば2点目を狙う」となるのだが、今の仙台には「2点目と無失点」の両方を追うだけの力は、無い。つまり、「二兎を追う者、一兎をも得ず」のことわざの通りなのだ。</p>
<p>大事な事だから、もう一度、言う。<br />今の仙台には、「二兎を追う力は無い」のだ。</p>
<p>掴まえた一兎を、奪われないように必死に守り抜く。それが、今の仙台が勝利を挙げる、唯一の策ではないのか。少なくとも、筆者はそう感じている。</p>
<p>もしかしたら、結果的に、マルチ得点を挙げる事は出来るかもしれない。だが、アウェイ川崎戦の例もあるように、2点を先行しても、3点を獲られて逆転負けを喫する事だってあるのだ。</p>
<p>同じ轍は、もう踏めない。</p>
<p>得点が1点差だろうが、2点差だろうが、リードした時点で「やるべき事」ははっきりとさせるべきだ。もちろん「攻めるな」と言うつもりはない。ただ、セットプレーで攻撃する際のカウンター対策とか、中盤でボールを失いかけた際の味方のサポートとか、攻撃は必ず攻め切るようにするとか。要するに、「リスクマネジメントを考えた攻撃」をしたい、という事なのである。</p>
<p>現在の仙台の得点力では、失点は、即、勝ち無しに繋がる。だからこそ、獲れる期待の高い1点を、先制点を、大事にする意識をより高く持って欲しいのである。</p>
<p>前述の繰り返しとなるが、今節の相手となる大宮とは、昨年の天皇杯からの公式戦で、同カード3連勝を飾っている。</p>
<p>だが、鈴木淳新監督率いる大宮は、全くの別チームだ。</p>
<p>その事を、常に頭に入れて、選手は戦って欲しいし、コーチ陣は采配して欲しい。</p>
<p>そして、サポーター諸氏にも「それ」を意識して欲しいのだ。</p>
<p>好調を維持する、今の大宮から、勝ち点を奪う事は、決して簡単ではない。その事は、不調のどん底にある浦和レッズから、勝ち点を1しか奪えなかった事からも判るはずだ。</p>
<p>だが、どんな相手であっても、90分の中では、必ずチャンスは訪れる。</p>
<p>それを先にモノにし、そして、虎の子の先制点を最後まで守り通してこそ、私たちに希望の光が見えてくるはずなのだ。</p>
<p>今節は、筆者は残念ながら参戦できない。が、その分、浦和戦では最低限の勝ち点1を持ち帰ってきたつもりだ。</p>
<p>今節に参戦されるサポーター諸氏に、筆者の小さな魂を預けたい－。<br />そして必ず、勝ち点3を、持ち帰ってきて欲しい。</p>
<p><font color="white">つ魂</font><br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>浦和1-1仙台　不調チーム同士の対決は、双方オウンゴールの痛み分けで決着。復活しつつある堅守速攻スタイルでしぶとく先制点を挙げるも、まやもや逃げ切り失敗。勝ち点2を失ったのではなく、勝ち点1が妥当な実力相当だという事。この「1」を活かすも殺すも、次節・大宮戦次第。</title>
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    <id>tag:achtsendai.s3.zmx.jp,2010:/vegaltanote//1.332</id>

    <published>2010-08-18T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-18T09:32:55Z</updated>

    <summary> 実は、筆者は現地参戦してきたのであるが、現地到着は、後半の試合開始のホイッスルが鳴った時間帯であっ...</summary>
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        <name>vegaltanote</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://achtsendai.s3.zmx.jp/vegaltanote/">
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>実は、筆者は現地参戦してきたのであるが、現地到着は、後半の試合開始のホイッスルが鳴った時間帯であった。このため、実際の試合観戦が後半10分頃からに限定されたレポートとなる。予め、ご了承をお願いしたい次第。</p>
<p>お盆期間の帰省ラッシュを軽視していた訳ではないのだが、キックオフまで6時間以上の余裕を持って、泉を出発したつもりだった。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>ところが、ある程度予想されたUターンラッシュの渋滞のみならず、事故渋滞にも巻き込まれ、挙げ句の果てに、栃木県南部に発生した、ゲリラ集中豪雨にも見舞われる始末。宇都宮の通過までに、多大な時間のロスを産んでしまった。</p>
<p>まぁサポーターをやっていると、こんな事にも巻き込まれるものだ、と、安全第一で現地到着する事だけを考え、宇都宮付近からは、先ほどのゲリラ集中豪雨が嘘のような月夜の中、3車線になった東北道をかっ飛ばし、一路、浦和ICを目指した。</p>
<p>－－－－－－－－－－</p>
<p>現地に着いたころ、後半の試合開始のキックオフの笛が聞こえた。事前に携帯で、前半を0-0で終えた事は判っている。勝負は後半。この往路の労苦を忘れさせてくれるような試合内容と、結果に期待し、到着後、いきなり立ち応援を開始。</p>
<p>到着した安心感と、軽い有酸素運動のためか、一気に汗を掻き始める。だが、試合は筆者の汗が引くのを待ってくれない。前半の不観戦を取り戻そうと、声を出しながら、必死の想いで試合に喰い入る。</p>
<p>そんな矢先の後半15分。田村のミドルシュートがバーを直撃し、応援のボルテージが一気に上がる。</p>
<p>戦前に予想された通り、浦和は前半のオーバーワークが祟り、既に足が止まり始めていた感を受ける。仙台の運動量も落ちていなかった訳ではないが、浦和のそれと比較すると、明らかに浦和は、不調の元凶とも言われている「ミスの応酬」を繰り返し、仙台に何度もチャンスが訪れていた。</p>
<p>あとから試合のリザルトを見ると、シュート数は9本。たったそれだけ？と疑いたくなるくらい、仙台は後半、よく攻めていた。浦和の前半のシュート数が10本だった事を思えば、前半は0-0で凌ぐくらいの気持ちで、始めから堅守速攻を意識して戦っていたのだろう。勝負どころの後半で、前述の田村のミドルシュートを皮切りに、富田のエリア内シュートや、梁のFKセットプレーなど、仙台は、疲労が蓄積し始めるこの時間帯で、勝負を仕掛けるべく、猛攻に撃って出た。</p>
<p>しかも、ただがむしゃらにボールを前線に放り込み続けるだけでなく、ボールを後方で廻して、攻撃のリズムを掴もうとしている努力が見て取れた。イケイケに成りすぎて、中盤でボールをアッサリと失ってカウンターを喰らい続けた反省が、今日は良く改善されていたように感じた。</p>
<p>そんな展開で、迎えた後半24分。浦和サイドの左側にぽっかりと空いたスペースを関口が見付けると、そのスペースに走り込んでいたフェルナンジーニョに、絶妙のロングパス。オフサイドにならないように、慎重にタイミングに見計らって飛び出し、浦和の左サイドを大きくえぐる事に成功。DFを1人振り切ったフェルナンジーニョは、エリア内で緩めのマイナスのクロスを出したところ、浦和MF阿部勇樹の体にあたり、そのボールがそのままゴールへ転がり込んだ。</p>
<p>確実性を出すために、詰めていた赤嶺も必死に足を伸ばしたが、僅かの差で先にボールがゴールインしたと判定され、記録は仙台のオウンゴールに。</p>
<p>それでも、耐えに耐え抜いて挙げた先制点に、アウェイ席は大いに沸き上がった。</p>
<p>0-1 仙台、先制点。</p>
<p>この時点で、残り20分以上もあり、浦和の反攻がある事は、容易に予想が付いた。そう、問題は「ここから」なのだ。先制点を守りきり、1-0で逃げ切れるかどうか。双方のチームの運動量や、気温・湿度の高さを考慮すると、2点目を挙げる事は非常に厳しい状況に思えた事から、ここからの失点は、勝ち点2を失う結果になる、と、脳裏のどこかで考えていた。</p>
<p>（但し、浦和の不調を併せて考慮した結果、少なくとも、逆転負けは無いであろう事も予想した。）</p>
<p>そしてその想定は、悔しい事に、現実のものとなってしまう。</p>
<p>後半32分と34分に、疲れの見えるサヌと阿部勇樹を下げ、エスクデロと堀之内を投入してきた浦和は、不調ながらもなんとか仙台に追い付き追い越そうと、最後の猛攻に撃って出て来た。</p>
<p>前半にも見せていたと思われるポゼッションを取り戻し（※ここは実際の試合を観ていないので、予想の範疇であるが）、仙台のアタッキングサードの隙を伺いながら、次々と仕掛けてくる。その猛攻になんとか耐え凌いでいた仙台だったが、コーナーキックやそこからの自陣ゴール前での攻防を経て、とうとう同点ゴールを許すシーンが訪れる。</p>
<p>途中投入のエスクデロから、左サイド（仙台から見て右サイド）に張り出した宇賀神へパスを供給。そこから、間髪すらも入らない、素早いクロスがエジミウソン目掛けて放り込まれる。エジミウソンに、ほぼマンマーク気味に付いていたのは、田村だっただろうか。エジミウソンとの競り合いの結果、エジミウソンにボールを触れさせる事は防いだが、不運にも、跳ね返したはずのボールが、GK林の虚を突き、ループを描いてボールが仙台ゴールに吸い込まれてしまった。</p>
<p>1-1 浦和、同点。</p>
<p>この後、フェルナンジーニョを高橋義希に替え、足を痛めた田村を一柳に替えたため、太田や朴成鎬の投入は適わず。攻撃的な選手の投入が高橋1枚になった事で、仙台が勝ち越し点を奪う可能性は激減してしまった。</p>
<p>そして試合は、4分のロスタイムを経過し、そのままホイッスル。試合終了と同時に、双方の選手がピッチ上に倒れ込み、ある選手は腰に手を当てて苦しむ光景が、夏場の戦いの厳しさを物語っていた。</p>
<p>残念ながら、せっかくの先制点も、これを勝利に結び付ける事はできず、今節も勝利は適わなかった。不調に喘ぐ浦和を相手にしても、複数得点を奪う事ができず、また、どうしても、試合終盤にがら空きにしてしまう右サイドを使われる傾向も改善されていない。</p>
<p>結局、不調同士のチームの対戦結果らしく、お互いのオウンゴールというリザルトで終えた事は、極めて妥当な結果、と言わざる得ない。</p>
<p>ただ、正直言えば、「勝ちたかった－」。それが本音である。</p>
<p>－－－－－－－－－－</p>
<p>試合が終わり、チームコールが行われている頃、筆者の両手・両足を軽い痙攣が襲い、空腹、喉の渇き、そして軽度のめまいを覚え、立っていられなくなった。どうやら、脱水症状の初期症状に見舞われたようだった。</p>
<p>飲みきって空になった、コーラのカップを仕舞い込み、慌ててスタ内の水場を警備員に聞いて、歩けるまでに痙攣が治まった事を確認して、浦和美園の駅に向かって歩き出した。</p>
<p>その後、駐車したＡＥＯＮタウンまで戻り、車内に置いておいた、ポカリスエット１．５Ｌをグイっと一服。ようやく、活きた心地が戻ってきた。</p>
<p>帰仙の車内で、同伴者・Ｉ氏と運転を交代しながら、落ち着いて試合を振り返った。その結果、筆者の考えとしては、</p>
<p>・勝ち点2を失ったというよりも、勝ち点1が妥当な内容と結果の試合<br />・フェルナンジーニョの持ち過ぎを含め、仙台の持ち味である、堅守速攻性が改善しつつある<br />・「逃げ切り力」の不足は、今後も致命的なポイント。早急に改善が必要</p>
<p>と、いったあたりを感じただろうか－。</p>
<p>とにもかくにも、不調を極めている浦和を相手に、アウェイで貴重な勝ち点1を奪い取ってくる事が出来た。勝てる可能性のあった試合ではあったが、オウンゴールで同点に追い付かれてしまった以外は、ゲームプラン通りに試合を進める事ができたと思う。3連敗を喫していた中、決して無駄な勝ち点など無い。たとえ1でも、リーグ終盤の残留争いでは、貴重な積み上げとなる。</p>
<p>ただ、この勝ち点1にどういう意味が付与されるのか。それは全て、次節の大宮戦に掛かっている。</p>
<p>大宮とは、昨季の天皇杯、今季のホーム開幕戦、そして今季のナビスコカップ予選での快勝のイメージがあり、相性の良さを感じる部分もあるが、同じ埼スタにて、不調の浦和をキッチリと1-0で下しているあたり、鈴木淳新監督の思想が浸透し始めていると思われる。次節は、今節のような相手のミスに期待は出来ない。当然ながら、先に並べた3試合は、いずれも鈴木淳新監督の采配ではない。新たなチームと対戦するぐらいの気持ちで、試合に臨むべきだろう。</p>
<p>決して勝った訳ではないのだが、兜の緒を締め直して、大宮戦に挑みたい。</p>
<p>また、次節から続く2戦は、大宮・湘南と、残留を争うチーム同士との連戦となる。赤嶺を2戦続けて先発起用し、そろそろ彼の「プラクティス」も終わった頃だ。</p>
<p>そろそろ「爆発」して頂こうか－。</p>
<p>さもなければ、私たちに待っているのは、再度の J2 降格という「烙印」なのだ。<br /></p>
<p># 初掲出時、浦和側の得点時にオウンゴールした仙台側の選手を、田村ではなく富田と記載していました。お詫びの上、訂正させて頂きます。</p></div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第19節vs浦和戦プレビュー　3連敗vs3連敗の対峙となる今節。似たような境遇の相手との対戦で、先に「浮上のきっかけ」を掴むのはどちらのチームか。浦和は上位進出の、仙台は降格圏脱出の足掛かりとしたい一戦。仙台は、「赤嶺」という名の大砲を携え、7年ぶりの埼スタへ。</title>
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    <published>2010-08-16T11:30:00Z</published>
    <updated>2010-08-16T11:36:15Z</updated>

    <summary> 仙台の13戦勝ち無しという記録も、かなり厳しいものではあるが、浦和のリーグ戦再開後の「6戦1勝5敗...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>仙台の13戦勝ち無しという記録も、かなり厳しいものではあるが、浦和のリーグ戦再開後の「6戦1勝5敗」という成績も、とても予想だにはしなかった、驚きの状況である。</p>
<p>参考までに、浦和のリーグ戦再開後の成績を確認しておこう。</p>
<p>07/18 Ｇ大戦 2-3 ×<br />07/24 広島戦 0-1 ×<br />07/28 京都戦 4-0 ○<br />07/31 大宮戦 0-1 ×<br />08/08 神戸戦 0-1 ×<br />08/14 名古屋 1-3 ×<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>現在最下位の京都戦を除いた5戦において、なんと全敗。得点も、3得点／9失点(京都戦除く)と、シーズン序盤の好調さが嘘のような展開で推移している。これは、某・奥州のJ1昇格初年度チームと良く似た推移であり、とても他人事とは思えない状況下にある。</p>
<p>もちろん、仙台として、他所のチームの事をとやかく言えた義理はない。ただ、不調同士の対戦となる場合、ぶっちゃけ「相手を喰い物にして、浮上のきっかけを掴む」印象の強いのがJリーグ。強い相手や好調な相手とやって勝てないのなら、同じ不調の境遇下にある相手を踏み台にして、ステップアップのきっかけとしたい。</p>
<p>これは、最近のプレビュー／レポートで何度も使わせて頂いているフレーズだが、もはや「綺麗事を言っている余裕」はない。状況的には、もはや1戦でも早く「まず1勝」を掴みたくて仕方ないのだ。</p>
<p>そんな中、仙台には、FW赤嶺真吾という武器を、FC東京からレンタルで借り入れる事ができた。彼をさっそく先発起用したガンバ大阪戦では、彼の高いプレー技術や精度に、仙台の既存選手とはひと味もふた味も違う、次元の高さを感じた人も多かった事だろう。</p>
<p>"彼"という武器を手に入れた仙台は、ガンバ戦はあくまでも「赤嶺の試運転」と捉え、今節より「逆襲のシャア、、、じゃなく章」としていきたい。</p>
<p>ガンバ戦から、僅か中2日。おそらく、先発メンバーを大きく替える事はしないだろう。ただ、もしかしたら、梁ボランチのシステムを先発から使うのはやめ、梁をサイドハーフに戻し、出場停止から開けている千葉直樹の先発復帰も考えられる。この場合、先発を外れるのは、太田か、そして案外、フェルナンジーニョか。</p>
<p>なぜフェルナンジーニョかと言うと、彼の少々独善的なプレーにより、チームの連携性を損ねたり、また彼のパスミスからカウンターの大ピンチを招いてしまったりと、「諸刃の剣」ぶりを発揮したからである。</p>
<p>絶好調の時には、川崎戦のときのように、相手の一瞬の隙を突いて、あっという間に得点を奪うだけの能力はある。だが、サッカーは1人でやるものではなく、味方との連携・信頼関係があって、初めて個人の技術が結果に結び付くスポーツだ。それだけに、味方のフォローを半分無視して、強引な突破を試み、そしてボールを失う事を繰り返した、彼のガンバ戦でのプレーは、指揮官もたまらず、試合後のコメントで愚痴をこぼしたほどだ。</p>
<p>気持ちは判らないでもないのだが、もっと廻りを信頼したプレーをしないと、チーム内で孤立する事になる。</p>
<p>ただ、これについては、周囲にも責任がある。フェルナンジーニョの高技術なプレーに、周囲の日本人選手がついて行けない場合もあり、フェルナンジーニョ自身がいらだちを感じる事もあるだろう。だから、自らの技量で、なんとか状況を打破したいと、少々強引にゴールを狙ってしまう場合もあるものと考えられる。</p>
<p>ここは、少しチーム内で話し合いが必要ではないか。通訳を介してとなり、少々やっかいだろうが、是非お願いしたい点である。</p>
<p>さて、梁のボランチ起用が、今節も先発からとなるのか、それとも試合途中からのシフトとなるのかは別としても、赤嶺の先発起用は、今節も変わらないと見る。この点については、もはや説明は不要だろう。あれほどのプレーヤーを、サブに追いやるほどの度胸は、今の仙台には無い。是非とも、先発で大活躍して欲しい。</p>
<p>期待する展開は、みなが赤嶺にボールを集め、彼にゴールを狙わせ、或いは彼を起点とした決定機の創出。そこから産まれるゴールは、是非とも、この一戦の先制弾であって欲しい。</p>
<p>そして大事なのは、得点を奪ってからの「落ち着き」である。</p>
<p>実は、ガンバ戦の2失点目のような展開は、以前にも「仙台の悪癖」として漂っていた時期があった。</p>
<p>先制点、或いは1点のビハインドから追い付いた展開の際に、攻撃面でイケイケになり過ぎて、相手にカウンターの隙を与えてしまい、そこから失点してしまう流れ。これを落ち着かせようと、ゴール直後の「シャンゼリゼ・チャント」をわざわざ短くしたり、観客席からも「集中し直せ！やられるぞ！」と声が掛かったりもした事があった。</p>
<p>あの時の癖が、ガンバ戦の2失点目という形で、再び甦ってしまった格好なのである。</p>
<p>もちろん、過ぎた試合の話だ。くよくよ語っていても始まらないので、今節に同じ過ちをしないよう、得点直後は特に、守備面に集中して臨んでくれる事だろう。期待している。</p>
<p>とにかく仙台は、赤嶺という武器を手に入れた以上、もう撃って出るしかないのだ。反省するべき点は、きちんと反省し、同じ轍を踏まないようにしなければ、また3失点敗退という屈辱を味わう事になってしまう。もちろん、相手がJ1で優勝争いをするようなチームであれば、結果的に、そういう結末もまた喰らう事はあるかもしれない。だが、そういう相手であれば、「勝ちたい」という綺麗事など言わず、ドローでもOK、ぐらいの気持ちで臨むべき、かもしれない。</p>
<p>どうせ、残り16戦を全部勝つ事はできないのだ。だが、勝てない試合を2つ3つ、ドローで凌ぐ事ができれば、1勝分の価値が産まれる。シーズン終盤に、勝ち点1差の争いになった時、ドローで積み重ねた勝ち点1の重要性が増す事は、J2時代の昇格争いで学んでいるはずである。</p>
<p>強かに。</p>
<p>どこまでも、強かに。</p>
<p>相手に隙があれば、そこを徹底的に突き、そしてこちらの隙は、徹底的に見せない。</p>
<p>そこで、今節の相手となる浦和側の状況だが、前述した通り、サッパリ勝てていない。あれだけの戦力を誇っておきながら、凡ミスを連発して自滅するケースが後を絶たないという。</p>
<p>また、けが人も続出の模様。主将の鈴木は右のふくらはぎ痛、FW田中達也は右ひじを脱臼し、ベテラン山田も右すねを打撲で、大分から移籍加入した梅崎は右ひざの半月板の損傷との事。（何やら、右半身関係の負傷が多いのは、、、何らかの祟りなのか！？是非、お払いを、、、、仙台戦後に。）</p>
<p>もちろん、エジミウソンやポンテ、サヌ、スピラノビッチなど、外国人勢は健在だし、宇賀神や原口元気、そして柏から移籍加入の柏木など、若手で元気な選手は多い。日本代表の阿部勇樹もおり、決して、戦力的に劣っている訳ではない。</p>
<p>だがそれでも、浦和は勝てていないのだ。当然そこには、必ず隙が存在する。そしてその隙は、僅か中2日で、簡単に埋まるようなものではないだろう。</p>
<p>仙台としては、その隙をうまく突き、確実に先制弾を奪いたい。もちろん、こちらの隙をみせてはいけない。</p>
<p>特に、相手の攻撃の圧力の掛かり具合をみて、上手にこれをいなす「ゲームコントロール力」は、今すぐに必要な要素だ。こればかりは、経験が不足しているからと言って、身に付くのをのんびりと待っている訳には行かない。</p>
<p>（もっとも、チーム全体がJ2上がりなので、どうしてもJ1のそれと比較すると、まだまだ荒削りや稚拙な部分は露呈してしまうが、、、）</p>
<p>要するに、要所をきちんと見抜き、「今は耐え時」と判断するならば、攻撃を止めてでも徹底的にボールをポゼッションし続け、相手の攻撃のガス抜きをするなど、メリハリを付ければ良いのではないか。その要所を見抜けないと、体力も精神力も、90分持たずに、試合終盤に大崩れしてしまう事だろう。</p>
<p>本当に強いチームは、こういった部分は、いちいち再確認しなくても、フィールドプレーヤー全体が体で覚えている事だろう。だから、攻撃のアイデアを出して得点を奪う事に集中できるのではないか。</p>
<p>仙台には、まだまだそういった部分が足りない、と見ている。だが、相手に隙があれば、こちらがそういった部分の不足で悩んでいたとしても、それが失点に繋がる事なく、相手の自滅パターンで、勝ちを拾える事だってあるはずだ。</p>
<p>今節、仙台が目論む勝ちパターンは、まさに「ここ」にある。</p>
<p>調子を崩している相手を、上手に「喰い物」にして、勝ち点をかっさらってしまいたい。新加入・赤嶺を最大限に利用し、僅か1点でも良いから、先行逃げ切りのパターンで勝利を勝ち取れれば、それでOKなのだ。</p>
<p>ただ、この点においては、唯一の不安点が。</p>
<p>それは、「仙台は、往々にして不調の相手に塩を送り、浮上のきっかけの転機とさせてしまう」という、全くもって必要のない能力を発揮する事がある。今節、こういうパターンにだけは、絶対に持ち込みたくないものだ。</p>
<p>なんだかんだ言って、浦和はどうせ、降格圏には絡まない。だが我々は、もう既に、降格圏という棺桶に、片足を突っ込んでいる。1節でも早く、ここから脱出しなければならないのだ。</p>
<p>浦和には大変申し訳ないのだが、「大砲・赤嶺」の餌食になって頂きたい－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>仙台1-3G大阪　ガンバらしさの前に撃沈も、新加入FW赤嶺のフィットの早さに驚嘆。梁ボランチも、ガンバとの実力差を考えれば及第点。ここまで来たら腹を括り、&quot;赤嶺システム&quot;で挽回を期す。もう、後戻りは許されない。</title>
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    <published>2010-08-15T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-15T09:44:07Z</updated>

    <summary> 今季2度目の3連敗－。その「現実」は、今、敢えてこれを横目に置いておきたい。 重要なのは「今節の敗...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>今季2度目の3連敗－。<br />その「現実」は、今、敢えてこれを横目に置いておきたい。</p>
<p>重要なのは「今節の敗戦の原因を探す事」ではない。そんなものは、誰の目にも明らかであり、今更、検証の必要など無いからだ。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>仙台の中盤のパスワークや、ゲームコントロールの稚拙さ、判断の遅さ、そして個々の選手のプレーの精度などが、全体的に、まだまだ "J2レベル" を抜け切っていないからに他ならない。</p>
<p>もっと簡単に言えば、ガンバを始めとした、J1で優勝争いに絡むべきチームとの実力差が、まだまだ大きく開いているからである。</p>
<p>よって、今は「何故負けたのか？」を問うても仕方ない、と個人的には考えている。</p>
<p>それよりも、新加入のFW赤嶺がいきなり先発し、そして、もう何ヶ月もチームに帯同しているかのようなフィットの早さを見せ、次から次へと、仙台の攻撃に違和感なく絡んでいった事に、状況の好転の可能性を見出すべきなのだ。</p>
<p>また、ボールタッチのプレーの一つ一つをとっても、きちんと「止める」「出す」が、ミスなく出来る。そして、裏を狙う動きの秀逸さ。どれをとっても、明らかに、仙台の既存在籍選手とはレベルが違う。</p>
<p>これが、J1レベルのフォワードのプレーなのだ。</p>
<p>たった2日間の練習だけで、こうも簡単にフィットしてしまうものなのか。スタンドで観戦していて、そのプレーの素晴らしさの一つ一つに、改めて、J1の選手の凄さを思い知らされた。</p>
<p>この日は、赤嶺の先発と合わせて、やはり予想通り、梁をボランチで起用する策を獲ってきた指揮官。ただ、試合の途中からの採用と思われた「赤嶺トップ／梁ボランチ」の新システムを、いきなり先発から採用してくる判断をした事には、その思い切りの良さに、少々脱帽した。正直、そんな思い切った采配を、あの監督がいとも簡単に先発から採用してくるとは思わなかったからだ。</p>
<p>結果こそ、ガンバに力の差を見せ付けられ、またしても3失点の敗戦という結果に終わったが、そんな中でも、赤嶺の先発によるチームフィットへの充実度は、確実に「収穫」として考えられると思う。</p>
<p>この他、本来ならきちんと振り返りたい菅井のJ1初ゴールや、活躍のための時間が殆どなかったものの、三澤のJ1初出場など、見所は決して少なくない。だが、それを振り返っている間にも、次の浦和レッズとの戦いが、中2日で迫ってきている。</p>
<p>過ぎた試合を振り返る時間は、今節は無い。むしろ、私たちに残された16試合を、どうやって戦い抜くかが問題である。</p>
<p>ここはやはり、FW赤嶺を攻撃の軸としたシステムで挑むしかないだろう。その事は、結果こそ出なかったものの、今節のガンバ戦で赤嶺を活かそうと、皆が彼にボールを集めた事で良く判る。</p>
<p>もう、今季は彼と心中するしかないのかもしれない。だが、まだ「赤嶺先発」という戦い方を選べるだけ、状況的にはマシなのだ。そしてこの状況は、8月の残った3試合に向け、以外にも大きな期待感をもたらしたと感じている。</p>
<p>とにかく今節は、赤嶺の試運転という目的を、成功というリザルトで終える事が出来た。その分の "代金" としての勝ち点3と思えば、決して高いものではない。</p>
<p>もちろん、決して「悔しい」という感情を、忘れた訳ではない。</p>
<p>だが、今の仙台の総合的な実力量において、J1でも優勝争いに絡むべき強豪チームとの差が縮まっていない以上、今後も、そういったチームとの対戦結果は「3失点／勝ち点0」というリザルトになる可能性は、大いにある。そこからは、決して目を背けるべきではない。</p>
<p>今、私たちサポーターに求められているのは、日本のトップリーグに所属している事の厳しさの認識と、この厳しさに耐えうるだけのメンタルではないのか。</p>
<p>今季、残留争いに絡んでしまう可能性が決して小さくないであろう事は、誰しもが、心の奥底のどこかで、覚悟していたはずだ。ただ、5節の鹿島戦までの好調さを受け、その反動として、この13戦勝ち無しという状況が、より厳しく思えるだけの事なのだ。</p>
<p>筆者個人的には、赤嶺の新加入と、このガンバ戦の内容により、チームの今季J1残留へ向け、"自らの信じる気持ち" を再確認する事が出来た。</p>
<p>筆者自身の、チームの勝ち点奪取への期待は、既に次節の浦和戦から大きく膨らんでいる。</p>
<p>浦和戦については、次節のプレビューで改めて書く事にするが、どちらも3連敗同士の直接対決とあって、気持ちの入った試合が観られる事だろう。</p>
<p>そして、総合的実力量がまだまだJ1レベルに達していない仙台が、今、J1で勝ち点を挙げるためには、不調に陥っているチームを "喰い物" にするしかない。</p>
<p>浦和側には大変申し訳ない話であるが、もし仙台が今後勝ち点を奪えるとしたら、このタイミングからではないのか。もちろん、浦和も3連敗しているとは言え、エジミウソンや田中達也、ポンテなど、個々の実力はJ1レベルの選手が目白押しだ。今節と同様、決して簡単に勝ち点を奪えるような相手では無い事は、端から判っている。</p>
<p>それでも、3連敗を含め、リーグ再開後の6戦を「1勝5敗」と低迷している状況には、必ず理由がある。それを的確に捉え、そこを、赤嶺を中心としてきちんと突く事さえできれば、勝機は必ず仙台にも訪れるはずだ。（かつ、浦和のこの6戦中の1勝が、現在最下位の京都からのものである事を考えると、この1勝は余り参考にならない）</p>
<p>次節、"赤嶺システム" で仙台が立ち直れるかどうかの試金石な一戦は、僅か中2日で、すぐに訪れる。この試合だけは、どうあっても浦和に土を付けなければならないのだ。</p>
<p>そのためには、少しでも全体的なプレーの質を上げるべく、プレーヤー全員が、自らのプレーの精度を上げる努力が必要だ。</p>
<p>少しでも赤嶺の足を引っ張るようなプレーがあれば、彼を活かす事ができなくなる。決して、彼1人だけで勝てる訳ではないのだ。間違いなくJ1レベルのプレーヤーである彼を活かすためには、廻りが彼のレベルに追い付くしかない。</p>
<p>赤嶺は、出場機会と活躍の場を求めて、仙台に来てくれたのだ。今季はもう、彼の活躍無くして、仙台は生き残れない。今は、そう強く感じるのである。</p>
<p>まだ仙台は、"屍" では無いはずだ。</p>
<p>サポーターも含め、J1に意地を見せようではないか－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第18節vsG大阪戦プレビュー　&quot;裏天王山・2連戦&quot;を見据え、なんとしてでも希望の光が欲しい仙台。FW陣の相次ぐ負傷離脱を受け、FC東京より緊急補強したFW赤嶺真吾のチームフィットの早さと、梁のボランチ起用の判断がカギか。この他、田村の左SB起用や、MCLで売り出し中の三澤のベンチ入りの可能性など、気になる材料が目白押しな一戦。</title>
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    <id>tag:achtsendai.s3.zmx.jp,2010:/vegaltanote//1.329</id>

    <published>2010-08-13T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-13T08:18:49Z</updated>

    <summary> 長いリーグ戦も、折り返しのスタートとなる今節だが、チームは16位と低迷し、かつ、なかなか再浮上の兆...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://achtsendai.s3.zmx.jp/vegaltanote/">
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
長いリーグ戦も、折り返しのスタートとなる今節だが、チームは16位と低迷し、かつ、なかなか再浮上の兆しが見えてこない仙台。今節は、昨年末の天皇杯で、力の差を大いに見せ付けられた、あのガンバ大阪が相手となる。<br />
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>今季は既に第4節で対戦済みであるが、両チーム合わせて生まれたゴール4本のうち、実に3本がPKの判定によるものや、先制しながら一度は逆転され、辛くも後半ロスタイムに追い付くなど、PK判定だった点を除けば、皮肉な事に「現状の仙台の前兆とも言える」ような、試合内容の展開であった。</p>
<p>2巡目となる今節以降、今度はホームとアウェイが入れ替わっての再対戦が続く事になるが、ふと8月以降の対戦予定を眺めていて気が付いた事がある。</p>
<p>8月14日(土) home ガンバ大阪戦<br />8月17日(火) away 浦和レッズ戦<br />8月22日(日) away 大宮アルディージャ戦<br />8月28日(土) home 湘南ベルマーレ戦<br />9月01日(水) away ジュビロ磐田戦(ナビ杯決勝T)<br />9月08日(水) home ジュビロ磐田戦(ナビ杯決勝T)</p>
<p>これは、当サイトの掲示板にて、いいしゅう氏も言及している事なのだが、なんと今月下旬に、降格圏脱出を争っている2チーム（大宮・湘南）との連戦が待っているのである。</p>
<p>また、ナビスコカップでの対戦ではあるが、大宮と勝ち点17(仙台は14)で並ぶ、ジュビロ磐田との対戦も控えており、お互いにJ1残留を見据えての試金石となる対戦になるだろう。</p>
<p>まずは、何があろうと、大宮・湘南の下位2連戦では、絶対に勝ち点6、つまり連勝を挙げなければ、非常にマズい状況に陥る事は、誰の目にも明白だ。</p>
<p>そこを見据えて、今節のホーム・ガンバ戦、そしてアウェイのレッズ戦を、どう戦うかが重要となる。</p>
<p>もちろん、勝利は欲しい。直近の12戦を勝ち無しで推移する仙台にとって、あらゆる意味で「勝ち点3」は最良の薬になる。だが、現在3連勝中のガンバ大阪を相手に、勝ち点を獲る事は、決して楽な仕事ではない。</p>
<p>但し、そのガンバも、決してチーム内は順風満帆ではない様子だ。事情は違うが、今回もFWルーカスは怪我で仙台戦に出場できず、また、前回対戦の際に途中出場してきた、FWゼ・カルロスは、なんと退団の方向との事。（しかも同選手の今季の出場機会は、結局、第4節の仙台戦のみだったらしい）</p>
<p>ガンバの退団選手と言えば、4月にFWペドロ・ジュニオールがチーム造反で移籍放出を余儀なくされ、その代替え的に、磐田と契約の切れるFWイ・グノを獲得。そのイ・グノもまだチームにフィットしているとは言えない状況で、FWチョ・ジェジンやFWドドも（※いったい、ガンバには何人の外国人FWが居るのだ）、チームの稼ぎ頭として機能しているとは言えない状況。</p>
<p>唯一、FW陣で1人気を吐いているのが、日本人の平井だけというから驚かされる。</p>
<p>また、現旧日本代表の遠藤や加地も、現状は本調子ではないようで、「仙台戦は強行出場」との表現さえ、メディアで飛び交っている惨状。どうやら、3連勝という結果から想像できるような充実感は、今のガンバには無いらしい。今節も、どこかしら隙はあるものと考えられる。</p>
<p>ただ、相手の隙を伺う以前に、仙台はまず、自分たちの "足下" を確認しなければならない。</p>
<p>リーグ戦再開後の5戦で、1分4敗。6得点11失点と、あまりの失点の多さに閉口してしまう。しかも、3失点の試合が3試合で、特に "後半の失点" が多いのが、ある意味で特徴的である。（この後半の失点が多いという状況は、現在最下位の京都にも当てはまる話である）</p>
<p>ポイントとしては、やはり「後半のゲームコントロールの稚拙さ」に注目せざるを得ない。ここが改善しなければ、いくら点を獲っても、またすぐに、逆転敗戦を喫する事になるだろう。</p>
<p>ところで今週、突然に嬉しいニュースが舞い込んできた。</p>
<p>中島・中原らFW陣の相次ぐ負傷離脱を受け、仙台は、FC東京からFW赤嶺真吾の緊急レンタル補強を発表。どうやら、中断期間の時期あたりから調査だけはしていたようだが、FW朴成鎬の獲得で、赤嶺の話は流れてしまう公算が大きかった様子。だが、FWの駒が急速に減った窮状を受け、話を再燃させ、レンタルでの緊急獲得に至った模様である。</p>
<p>赤嶺は、他のチームからも獲得のオファーがあっただけに、よくぞ仙台に来てくれた、という気持ちでいっぱいだ。</p>
<p>目下、「ジュビロキラー」として名を馳せている彼ではあるが、裏への飛び出しの秀逸さや、チーム戦術の理解度の高さ、そして守備貢献など、仙台の選手に例えて言えば「完璧な中島裕希」のようなプレースタイル・特徴となるだろうか。以外に、仙台の"水"に合う選手かと思われる。願わくは、今季の大活躍の上で、完全移籍といきたいが、果たして。</p>
<p>合流初日の木曜日(8月12日)には、早速に紅白戦で1ゴールを決めてみせるなど、コンディション面での懸念は一切なし。連携さえとれるようになれば、即・先発の可能性も出て来た。</p>
<p>ただ、その「連携」の面を、どう赤嶺に早く浸透させるかがポイントである。</p>
<p>そしてこれは、本サイトの掲示板にて、やはりいいしゅう氏が言及している事なのだが、筆者はこの投稿をみて「なるほど」と、考えさせられた。</p>
<p>その事とは、「ガンバ戦とレッズ戦は、赤嶺のプラクティス。つまり練習試合としたい。そのためには、即先発させて、その成果を大宮戦と湘南戦の"裏天王山"で出してくれればOK」というものだ。</p>
<p>この考え方は、一理どころか、即戦力である赤嶺を少しでも早くチームにフィットさせるための、究極の「荒療治」である。</p>
<p>普通に考えれば、シーズン中に移籍獲得した選手を、いきなり先発させるなどはまず有り得ない事なのだが、赤嶺の守備貢献度や、チーム戦術の理解度の能力を考えると、このやり方のほうが、早くチームにフィットしそうな予感は、大いに感ずるところだ。</p>
<p>考えてみれば、ガンバも、現在3連勝とはいえ、チームは満身創痍。続くレッズも、監督の解任も囁かれ始めるなど、絶不調の渦中にある。</p>
<p>もし、この2戦に「J1級のフォワードの選手」を投入できるとすれば、赤嶺の活かし方によっては、仙台は一気に息を吹き返す可能性さえ秘めているのだ。</p>
<p>おそらく、ガンバやレッズは、仙台の低迷する状況をみて「ボーナスゲーム」とすらみていたかもしれない。もちろん、今節も、結果的にそうなってしまう可能性は、充分にある。</p>
<p>ただ、あまりにも急な赤嶺の移籍加入によって、対戦相手は意表を突かれ、慌てて赤嶺の分析を始めているに違いない。もちろん、赤嶺が先発で来るのか、途中投入で来るのかは、仙台の窮状を考えると、逆に「読み辛さ」を与えているものと思われる。しかも、仙台でのプレーのデータは、物理的に「ゼロ」なのだ。各チームのスカウト担当にとって、これほど厄介な状況はないだろう。</p>
<p>そして更に言えば、その赤嶺の先発の可能性をもっと色濃く臭わせる「材料」がある。</p>
<p>それこそが、「梁のボランチ起用」である。前節の横浜FM戦では、試合の後半に、MF太田の投入と同時に梁をボランチの位置に下げてからというもの、良い形で攻守を組み立てる事ができるようになった。もともと梁は、サイドハーフの位置から、最終ライン付近まで降りてきて守備もしてくれるし、攻撃の起点になるようなパスも出せる。彼の攻撃センスを最大限活かすために、現在はサイドハーフを主戦場としているが、そのプレー能力は、ボランチに求められる能力にも通じるところがある。</p>
<p>以前、ベルデニック監督の時代にも、ボランチを経験している彼ではあるが、当時とは状況が違い、多く経験を積んだ今となっては、ボランチの位置でゲームをコントロールする事も、仙台の今後の躍進のためには、必要な事なのかもしれない。</p>
<p>もし、いきなり「ボランチ・梁」を、先発として披露する事になれば、赤嶺の先発起用と抱き合わせの「サプライズ2枚重ね」も考えられる。可能性としては、決して高いものではないが、「横浜FM戦の終盤の梁ボランチ起用」という材料と、今週の「FW赤嶺の緊急補強」という材料が、どこかで一つの点になって結び付く可能性は、決して小さくないとみている。</p>
<p>そして、梁のボランチ起用の可能性によって、もう一つの「お楽しみ」が、その現実味を帯びてきた。</p>
<p>それこそが、MCLで2戦5発と、現在売り出し中のMF三澤のリーグ戦起用である。彼の公式戦出場は、ある事はあるのだが、昨年のJ2での2試合と、今年のナビスコカップ初戦の新潟戦の1試合のみ。しかも、それぞれ試合終了まであと数分というタイミングでの途中出場と、とても「チームに貢献できた」と言えるような出場時間量ではない。</p>
<p>三澤にとっても、入団3年目の今年は、勝負の年と考えているだろう。MCLで結果を出し続けている状況は、「オレをベンチ入りさせろ」との心の叫び、とも受け取れる。</p>
<p>ところで、三澤の「MCLでの2戦5発」については、筆者は実際にこの目で、その5ゴールを全て拝見してきた。</p>
<p>大学生が相手の練習試合とは言え、全て、三澤の技術の高さ・読みの良さから生まれたもので、いわゆる「ごっつぁんゴール」は一つもない。あの動きの鋭さ・読みの良さは、もう既にトップチームで活躍しても良いくらいの出来に昇華しているとみている。</p>
<p>彼を、今使わなければ、いつ起用するというのだろうか。また三澤は、右サイドバック・右サイドハーフ、そしてフォワードと、右サイドの、ほぼ全ポジションをこなせるというユーティリティ性も持つ。</p>
<p>2年半という時間をかけて、彼をここまで育て上げてきたのだ。今こそ、「旬の食材」である彼を、リーグ戦で起用するべきだと考える。</p>
<p>折しも、まだ首の痛みの取れていない菅井や、前節に熱中症で倒れ、今節も欠場が濃厚な朴柱成の影響で、田村を左サイドバックで起用しなければならないなど、サイドバック陣にも手薄感が漂っている。三澤なら、決定力への期待と共に、現状のサイドバック陣の穴すらも、充分に埋められるはずなのだ。</p>
<p>FW赤嶺の緊急補強や、梁のボランチ起用の可能性、そしてMF三澤のリーグ戦起用のメドなど、前節までは想像だに出来なかった「好材料」が、今節の仙台の戦いぶりを予見させる。</p>
<p>まず、最低でも、FW赤嶺とMF三澤は、オプションとしてベンチ入りさせるべきだ。その上で、梁ボランチというカードを、どういうタイミングで切るかが、需要な判断ポイントになると予想する。</p>
<p>ただ、もし梁がボランチに下がった事で、攻撃力がスポイルされてしまうような事があってはならない。唯一、それが許されるのは、1点でも多くリードしている状況下で、試合終了間際の数分間を耐えればOKという「逃げ切り体制」にある時だけ、である。</p>
<p>ここまでのプレビューで、ある程度、どのような試合展開に期待したいかが伝わったと思うが、やはり最後は、勝利という結果を掴みたい。もう4ヶ月以上も、勝利から見放されているのだ（ナビスコカップを除く）。</p>
<p>「もうすこしで何とかなる」という臭いを出し続けながらも、なかなか結果が伴わない仙台。サポーターも、罵声を浴びせたい気持ちを堪え、よくぞチームを声援で後押ししていると感心するばかりだ。</p>
<p>裏天王山の2連戦を見据えれば、ガンバ戦とレッズ戦は、絶対に内容で成果を上げなければならないし、できれば、今節のガンバ戦で、是非とも勝利を拝みたい。</p>
<p>現在の仙台の実情は、おそらく「どこと対戦しても、そう変わらない」ものだ。仮に、首位の清水と対戦しても、そして、最下位の京都と対戦しても、である。</p>
<p>であれば、もしこのガンバ戦で「勝ちパターン」を見付けさえすれば、ガンバ戦・レッズ戦を、連勝で推移する事も、決して不可能ではないはずなのだ。</p>
<p>ただ、現状でその「勝ちパターン」が見付かっていない以上、始めから勝利を目論んで試合に臨むのは、少々おこがましい。そう簡単に、勝ち点を譲ってくれるような相手ではないからだ。だが、この試合中に、なにか「きっかけ」を掴む事さえ出来れば、その瞬間が、まさに仙台にとっての「開眼」となり、攻守ともに復調し、J1残留へ向けての大きな一歩となるに違いない。</p>
<p>果たして、梁のボランチ起用が、或いはFW赤嶺やMF三澤の起用が、それらの礎と成り得るのか。いや、成し得なければならないのだ。</p>
<p>筆者個人的には、8月の残り試合で期待したい成績は、最低でも「大宮戦・湘南戦の連勝を含む、2勝2敗以上」と考える。かつ、もし今節のガンバ戦か、或いは次節のレッズ戦のどちらかで1勝を挙げる事が出来た場合には、"裏天王山2連戦"が終わった時点で、降格圏を大きく脱出している可能性だって考えられる状況にある。</p>
<p>いずれにせよ、この8月の残り4戦が、今季の行方を占う上で、重要なターニング・ポイントになるのは間違いない。</p>
<p>12戦勝ち無しという惨状に加え、中島・中原らFW2枚の負傷離脱という「逆境」が、FW赤嶺の緊急獲得という状況を産み出し、そして「トップ出場のチャンス」と、MF三澤の奮起を促したのかもしれない。</p>
<p>これは、アヴァランチ仙台の闘将・福谷秀樹選手の名言という訳でもないのだが、現在のこの逆境を逆手にとり、ベガルタの勝ちパターンを産むための「布石」に変化させて欲しい、と切に願って止まない。</p>
<p>勝ち点を獲れる事を信じて、今節も、スタジアムに足を運ぶ事としたい。<br />今一度、チームの勝利を信じる自分の気持ちを、奮い立たせて－。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>仙台0-1横浜FM　もはや、J1で勝てる相手など存在しないのではないか？そうも言いたくなるほど、1勝が遠すぎる仙台。好調攻撃陣を封殺されては、勝てる試合も勝てない。30代のベテラン選手を多く擁する横浜FM陣を相手に、一矢も報いれずに撃沈。12試合勝ち無しで、今シーズンの折り返しを迎えた。</title>
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    <published>2010-08-09T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-09T08:41:29Z</updated>

    <summary> 2点を先行した川崎戦では、3失点をくらって敗戦し、1失点で済んだ横浜FM戦では、1点も取れずに敗戦...</summary>
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        <name>vegaltanote</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://achtsendai.s3.zmx.jp/vegaltanote/">
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>2点を先行した川崎戦では、3失点をくらって敗戦し、1失点で済んだ横浜FM戦では、1点も取れずに敗戦。どうしてこうも、攻守の噛み合わせが悪いのだろうか－。</p>
<p>もっとも、数字的な戦果を問う以前に、現在の仙台に見て取れる、深刻な事態を検証しなければならない。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>まず、今節の敗戦の理由は、いたって簡単だ。先制点を奪われてからというもの、攻撃の連携が噛み合わず、効果的なフィニッシュに持ち込めなかったからに他ならない。それも、MF中村俊輔を始めとする、30代のベテラン選手を中心とした老練な横浜FMの布陣に、仙台は見事なまでに効果的な攻撃を封殺され続け、持ち味を全く発揮させて貰えぬままに90分を消化してしまったからである。</p>
<p>もっとも、左サイドバックの朴柱成が、前半のうちに熱中症で倒れてしまい、交代を余儀なくされた事も、要因の一つではある。このアクシデントによって、仙台の左サイドでの優位性は大きく損なわれた。"代打"で入った一柳も、積極的な突破を試みたものの、たった一度だけ成功した左サイドの突破は、クロスの精度を大きく欠き、何の期待感も見出せなかった。</p>
<p>だが、朴柱成を欠く事態に陥る前に、仙台は前半12分に許した失点により、ゲームコントロールの優位性を横浜FM側に渡してしまっており、残り80分あまりを、ほぼ「消化試合」とし、何もさせて貰えない状況に等しかった。</p>
<p>普通のJ1のチームであれば、先制点を相手に許した場合、その直後から猛攻を仕掛け、できるだけ早くに追い付こうとするはず。だが、現状の仙台の場合は、先制点を献上したというだけで、途端にプレーの精度低下やスピードダウンなどと言った「ノッキング」を起こしてしまい、自信を持った、積極的な攻撃を展開できなくなる。</p>
<p>しかし、実質J1の1年生チームなのだから、これは、ある程度は仕方のない事だ。現在の仙台に、今すぐに、優勝争いに食い込めるような、総合力のアップを求めることは出来ない。事実、パスの精度やその速さ、そして攻め上がり時のトップスピードの差、更には、スペースを効果的に突くその読みの鋭さなどは、J1で永らく経験を積んできた選手で構成されたチームでなければ、安定した戦力とは言えない。</p>
<p>今節の対戦相手となった横浜FMも、リーグ再開後の4戦で僅か1勝と振るわなかったが、やはりJ1のチームたる底力は持っていた。それを存分に発揮された結果、仙台は手足をもがれたも同然の、稚拙な攻撃に終始してしまった。</p>
<p>必ずしも、仙台の攻撃力がJ1で通用しない、とは思っていない。</p>
<p>ただ、自分たちの持てる力を、どのような状況においても、動じずに安定して発揮し続けられるかどうか、の問題なのだ。</p>
<p>言い換えれば、仙台の攻撃力は「不安定だ」とも言える。</p>
<p>特に今節の場合、相手の思うツボに嵌められてしまった感も受ける。裏への飛び出しは、尽くオフサイドにされ、サイドから攻めようとすると、必ず複数選手のブロックに遭い、横パスや後ろへ下げさせられてしまう。ボランチの位置から、田村が枠内を捉えるミドルシュートを放ったものは、軌道を読まれ、あえなくGKへ。</p>
<p>それでも、関口の果敢なアタックでサイドを抉れたり、フリーキックを取れた場面では、梁の"一発"への期待感もあったが、横浜FMの、これまた老練なゾーンディフェンスと、日本代表・中澤を擁する個々の守備陣に尽くブロックされ続け、ゴールを割る事は適わなかった。</p>
<p>また、試合の途中で気がついたのだが、この日はやたらとコーナーキックの数が少なかった。この試合を通じて獲れたコーナーキックは、僅かに後半の2本のみ。如何に攻め切った攻撃が出来ていないかが、この数字からも判る。</p>
<p>それもそのはず。コーナーキックに繋がるような、効果的なフィニッシュを打つなど以ての外で、仙台の攻撃のほとんどは、アタッキングサードに入るか入らないかの辺りで、尽く潰しに遭ってしまっていたのだから。</p>
<p>更には、カウンター攻撃で糸口を掴もうにも、前線でボールをキープするフェルナンジーニョの周辺に、効果的に顔を出せる選手は皆無に等しく、結局、彼は孤立無援に等しい状況だった。これでは、フェルナンジーニョがあまりにも可哀相である。</p>
<p>試合序盤の早い段階で先制点を挙げる事に成功した横浜FM側としては、1点リードのまま、決して慌てる事なく、仙台の攻撃を抑える事に集中できた。これに対し、追い付かなければ始まらない仙台は、時間の経過と共に、より一層の焦りを増し、仙台らしい攻撃を一矢も報いる事が出来ぬまま、試合を消化されられてしまった。</p>
<p>もちろん、夏場特有の蒸し暑さもあっただろう。後半の30分を過ぎた頃には、もうカウンターが機能すると言えるほどのスピードを繰り出せる選手は皆無に等しく（関口だけは例外）、少ないチャンスで相手から奪ったボールを持ったフェルナンジーニョの上がりに、付いていけない周辺の攻撃陣。あまりの遅さ故、「やる気が無いのか」と疑ってしまいたくなるほど、得点への期待度は低下していた。</p>
<p>後半30分前後のカウンターが不発に終わったとき、筆者は、この試合の敗戦をほぼ確信した。もうこの試合は、何をやっても勝てない。そう認識し、それまで聴いていた、佐々木氏の実況中継視聴用のヘッドフォンも外し、思考回路を切って、ただ漫然と、試合終了のホイッスルを待った。</p>
<p>暑さの問題、J1で通用しないメンタル、不足しているJ1での経験値。そして何より、11戦未勝利という事実が、勝たなければならないという焦りを産み、本来の仙台の持つ攻撃力を、よりスポイルする。</p>
<p>こんな状況では、勝てる訳がない。</p>
<p>なお、川崎戦で3失点したチームが、この横浜FM戦では1失点で済んだ事を理由に挙げ、守備面の改善、特に、後半の無失点を「評価できる」と考える諸氏・メディアもあるだろうが、筆者はそうは思わない。</p>
<p>何故なら、横浜FM側は1点リードで後半を迎えており、決して無理に追加点を挙げる必要性は無かったからだ。川崎戦のように、相手からみて1点ビハインドで迎える後半とは、訳が違う。もし、今節のこの試合でも、もし仙台が1点リードで折り返ししていたならば、かなりの攻撃の圧力が掛かった事であろう。</p>
<p>仙台が「後半を無失点で耐えた」と評価されるためには、1点以上のリードで折り返し、相手の攻撃の圧力が高くなった状況でなければ、何の意味も無いのだ。</p>
<p>とにもかくにも、この試合を以って、今シーズンは折り返しとなる。気が付けば、降格圏の16位まで順位を落とし、12戦勝ち無しの不名誉な記録まで作ってしまった。</p>
<p>ここまでの17試合（ナビスコカップは除く）を振り返ると、あまり研究されていないシーズン序盤の3勝以降、あの清水戦の大敗を機に、すっかり「鳴かず飛ばず」なチームになってしまった。それでも、勝てない中でも「次節への期待感」を見せてくれた広島戦や、一時は2点を先行した川崎戦など、決して悪い内容ばかりではない。</p>
<p>だが、それでも勝てないのは、やはりこういう理由なのだろう。</p>
<p>「J1の試合で、勝ち切るだけの経験値やメンタルが足りない」</p>
<p>決して、本来の力量が不足している訳ではない、と思うのだ。だが、J1での経験値やメンタルが足りないが故に、焦ってつまらないミスを起こしたり、落ち着きを失って、決めるべきシーンで決められないという状況に陥ってしまうのではないか。</p>
<p>仙台が、ここから這い上がるためには、補強・戦術変更・布陣変更・選手変更などの「小手先の策略」などでは、もはや通用しない気がする。</p>
<p>大事なことは、次の３点ではないのか。</p>
<p>・メンタル面で、決して自信を喪失しない事。（但し、過信は禁物）<br />・基礎的な練習を、徹底的に反復し実践する事。<br />・体力の使い方を考え、トップスピードで走るべきところでは、きちんと走る事。</p>
<p>正確で速いパス出し、パスのキャッチなどは、J1では当たり前の基礎技術だ。高度な事をやろうとすればするほど、基礎的な練習で培ったプレーの安定性が求められる。また、味方がボールを奪った際に、攻撃の選択肢を広げるため、1秒でも早く攻撃参加しなければならない場合は、体力を出し惜しみせず、トップスピードで攻め上がるべきだ。（ここに手を抜く選手の多い事には閉口してしまう）</p>
<p>J2での戦いにおいては、戦術だの、布陣だの、得点力だの、そういった「サッカー特有の高度な要素」を身につけないと、J1では通用しないと思っていた。もちろん、そういった要素が必要不可欠だという認識は、今でも変わっていない。</p>
<p>だが、実際にJ1に上がってみると、そういった部分だけでは足りず、以外にも基礎的なプレーの精度が求められる事が判った。</p>
<p>実際、仙台の選手と、他のJ1のチームの選手のプレーを比較してみると、よく判る。</p>
<p>ボールを出すスピード、キックの精度や、ボールを受ける際のトラップの安定感、その後のボール捌きなどは、野球で言うところの「キャッチボール」に相当する部分だ。</p>
<p>そもそも、ここが下手では、プロサッカーでなど通用しない。</p>
<p>もちろん、仙台の選手においても、決して「技術的に下手」とは思っていない。</p>
<p>仙台の選手が下手なのは、実際の試合中の極度のプレッシャーの中において、普段の練習の通りに、落ち着いてこれらの基礎的なボールタッチが出来るかどうか、の部分なのだ。</p>
<p>ここが、J2とJ1の違いの真髄ではないのか？</p>
<p>もちろん、J2でも、それなりに受けるプレッシャーはある。だがJ1の場合、そのプレッシャーは、相手の高い技術に裏付けられて発せられるものであり、J2レベルの選手の放つそれとは、1段階も2段階も、レベルは違っているだろう。</p>
<p>そのプレッシャーの中をかいくぐって、自らのボールタッチの技術を、ミスする事なく、確実に発揮しなければならない。</p>
<p>こういう部分を、仙台の選手が一人でも多く（いや、なれば全員が）J1レベルにまで昇華させられれば、J1で優勝争いをするようなチームに見られる「個々の選手の巧さ」と、肩を並べられるようになると思うのだ。</p>
<p>超えられそうで、超えられない"壁"が、今、仙台の眼前を阻んでいる。</p>
<p>その壁は、ジリジリとこちらに向かって擦り寄ってきており、そして背後には「J2降格」という名の崖が待っている。今は、まさにそんな状況なのだ。「あと半分ある」と言うが、この先、いったい何勝できると思うのか。それを考えると、既に崖っぷちと考えるべきなのだ。</p>
<p>全力を出し切っての敗戦なら、受け入れよう。だが、不完全燃焼な状況で追い込まれた敗戦など、とても受け入れられない。</p>
<p>持てる力をきちんと発揮するためには、基礎的な技術を蔑ろにしてはダメだ。高度な戦術や作戦などは、全て、基礎的な技術があってのものだ。そこに眼を向けず、不運だっただの、相手が一枚上手だっただの、下手な言い訳など聞きたくもない。</p>
<p>確かな自信と練習量に裏付けされた、地味でも確実なプレーの積み重ねが、1点、そして1勝に結び付くものと信じている。</p>
<p>次節、ガンバ大阪戦。相手はこれまでの強豪と同じく、J1でも十分に優勝争いを演じるだけの技術力を持った、強いチームだ。シーズン序盤の対戦では、PKの判定の妙も手伝い、運よく2-2でドローに持ち込めているが、今度も簡単に勝ち点を奪えるとは思っていない。</p>
<p>だが、仙台としては、相手に関係なく、まずは「J1で必要な基礎的な技術、そしてそれを、試合中のプレッシャーの中でも安定して出せるメンタル」を、もう一度見直さなければならない。そこが少しでも改善されれば、相手に関係なく、1点を奪えるだろうし、牽いては1勝に結び付くはずだ。</p>
<p>目覚めてくれ、仙台。</p>
<p>もう、不甲斐ない試合など、みたくもない。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第17節vs横浜FM戦プレビュー　守備再建を喫し、千葉直樹の出場停止を&quot;良いきっかけ&quot;として、今度こそ勝利を。4試合で勝ち点1、それでもサポーターは信じて応援を続ける。第一クール最終戦だが、心情的には今季リーグ最終戦のつもりで臨みたい。</title>
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    <published>2010-08-06T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-06T09:03:05Z</updated>

    <summary> MF千葉直樹の出場停止、そしてFW中島裕希の負傷離脱。だがそれ以前に、4試合中3試合で3失点と、守...</summary>
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        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
MF千葉直樹の出場停止、そしてFW中島裕希の負傷離脱。だがそれ以前に、4試合中3試合で3失点と、守備面・特に後半の安定性の無さを、どう再建するかが問われる一戦となる。<br />
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>必勝を喫し、筆者も乗り込んだ、アウェイ川崎戦。2点先行した時点では、勝利への期待感が大きく膨らんだが、結果はご存じの如く。力及ばず、11戦勝ち無しを記録しての、重い足取りでの帰仙となった。</p>
<p>だが、試合後のサポーター席は、その悔しい想いを押しとどめ、挨拶に来たチームを、より高い声援で鼓舞した。等々力競技場の2階席に居た筆者のところにも、1F席に密集したサポーターの、力強く、そして熱のこもった声援が響いてきた。</p>
<p>これだけ勝利を逃し続けていると、半ば諦めムードも漂うものではあるが、3戦連続で先制点を挙げている、好調攻撃陣の存在が、サポーターを諦めの境地には決して立たせない。</p>
<p>そう、試合の入りは問題ないのだ。終盤へ向けて、相手の攻撃の圧力が増すその「衝撃波」を、どうやって食い止めるかが問題なのだ。その点さえ克服できれば、1勝どころか、連勝だって、不可能な状況ではない。</p>
<p>その点を見直すために、千葉の今節の出場停止を「良いきっかけ」としたい。</p>
<p>守備面を見直すにあたり、ボランチの選択は大きな要素と成り得る。みなさんご存じの通り、「中盤の底」とも呼ばれる同ポジションは、ディフェンディングサードにおけるファーストディフェンスの役割と、後方から攻撃を組み立てる際のファーストオフェンスの役割。そして、アタッキングサードにおける攻撃参加と、仕事の範囲は多岐に渡る。それ故、若手選手の持つ豊富な運動量と、ベテラン選手の持つ老練な判断力の両方を兼ね備えた選手でなければ、通用しない事が多い。</p>
<p>そして、今節は千葉の欠けるそのポジションに、普段は右サイドバックを務める田村の起用が濃厚だ。元々、彼はボランチの選手であり、現在もサイドバックとして菅井のバックアッパーを務めている事から、運動量や試合勘には問題はない。あとは、ボランチとしての判断の難しさを、"本職"の意地で、務め上げて欲しいものである。</p>
<p>そしてもう一点。なんと、センターバックのエリゼウを、渡辺広大に替えるという判断を下しているらしい。最近のエリゼウは、肝心なところでマークがずれたり、最終ラインのコントロールに難があったりと、細かい点で課題も見受けられていた。だが、外国人ならではのフィジカルの強さと、セットプレーの際のターゲットや囮としての役割など、彼の貢献度は決して低くない。</p>
<p>それを敢えて渡辺広大に替えるメリットは、「守備陣への危機感の植え付けと、最終ラインの高さの細かい調整による、敵の攻撃のガス抜き」にある。</p>
<p>基本的に、渡辺広大がセンターバックで出ている試合では、常に彼は大声でコーチングし、最終ラインの統率を忘れない。その点が、母国語の違うエリゼウと比較できる大きなメリットであり、どうやら指揮官は、守備面の再建策として、この渡辺広大の先発起用を睨んでいる模様だ。</p>
<p>そして、このタイミングでの渡辺広大の起用は、彼にとっても、先発出場の機会を奪い返す、絶好のチャンスとなるに違いない。ここで結果を出せれば、一気にチーム復調の立役者となれる。当然、彼の鼻息も荒い事だろう。大いに期待したい。</p>
<p>さて、今節の相手となる横浜FMだが、最後のユアスタ（当時は仙台スタジアム）の試合が、あの2004年冬の天皇杯・JFLザスパ草津との準々決勝の対戦でなる。あの試合では、ザスパ側に退場者を2人も出しながら、延長戦の末に1-2で同大会を敗退した事は、当時のサッカーシーンでは大きく取り上げられた「ジャイアント・キリング」であった。</p>
<p>現在の横浜FM側に、あの時の在籍選手はほとんどいないが、クラブとしては、同じ地で同じ想いを、もう一度横浜FMに味合わせてやりたいものである。（だからと言って、こちらに退場者が出るのは御免被りたいが）</p>
<p>ところでその横浜FMの現状だが、前節対戦の川崎と同様、リーグ再開後の4戦で1勝2分1敗と、なかなか振るった成績を残せていない。あの中村俊輔を要しておきながらのこの成績は、彼を活かした戦い方がまだ浸透していないのだろう。</p>
<p>叩くなら、今の内※だ。</p>
<p>※川崎戦でもそう思ってはいたのだが、仙台は、眠れる川崎の攻撃力を目覚めさせてしまった。今節は完全に沈黙させてやりたい。</p>
<p>前節のプレビューでも書いたが、現在の仙台の戦い方の問題は、「後半の相手攻撃の耐え方」にある。特に、暑さや湿気で運動量が落ちてくる終盤に、「追加点を獲りたい攻撃陣」と「失点を防ぎたい守備陣」の意識がズレたのでは、中盤に広大なスペースを産み、そこを相手に使われてしまう。</p>
<p>その部分を、最終ラインからの声がけにより、常にコンパクトに保ち、相手に攻撃のスペースを与えない「強固な守備ブロック」を維持し続けられるかがポイントとなる。</p>
<p>川崎戦では、守備ブロックが引きすぎた結果、相手の攻勢を呼び込んでしまった。単純に、自陣ゴール前で人数を掛けて守るやり方は、「ゴール前を固められるとなかなか崩されない、J2特有の守り方」の延長線でもある。J2ならそれでも通用して来たが、J1ではそう簡単に行かない事を、改めて思い知らされた川崎戦であった。</p>
<p>かと言って、ラインを高く上げすぎると、今度はその裏を狙われての失点に繋がる。相手にスピードのあるFWの選手などが居ようものなら、"格好のエサ場" を提供する事にもなり、これはこれは怖い状況である。</p>
<p>そこで大事な事は、「相手の攻撃陣の特長をよく分析し、それに合わせた最終ラインの高さのコントロール」となるのではないか。</p>
<p>前節、マリノスはホームで名古屋に無得点での敗戦こそ喫したが、中村俊輔を中盤ダイヤモンドの頂点に置き、俊足のFW坂田大輔と、本来MFのテクニシャン山瀬功治を2トップの一角として据えるなど、嵌れば怖い攻撃陣を擁する。（仙台で言えば、FW中島とMFフェルナンジーニョを2トップで組ませるようなものか）</p>
<p>しかしながら、まだ「嵌った怖さ」は見られないようだ。参考になるのは、前節のその名古屋戦での、名古屋側の戦い方。</p>
<p>あの名古屋でさえ、横浜FMを相手に「追加点への欲を抑え、相手の縦の攻撃を切る守備的な戦い方に集中した」と、ストイコビッチ監督がインタビューで答えるなど、相手の攻撃に合わせた守り方を選択している。</p>
<p>これは、とりも直さず「自分たちのやりたいサッカーを貫くばかりが能ではない」という事になる。やはり、J2の頃のように、愚直に自分たちのサッカーを貫いて勝利を重ねられるほど、J1は甘くはないのだ。</p>
<p>ましてや仙台は、実質、J1の1年生チームだ。J2での6年間の戦い方に加え、今季ここまでの対戦しか経験値を持たない。そんなチームが、自分たちのサッカーだけで90分を貫いて勝利を手にできるほど、甘いリーグではないのだという事を、前節の川崎戦で、嫌というほど思い知らされた。</p>
<p>それを踏まえて、この試合、筆者が考える展開としては、</p>
<p>・前半のうちに、必ず先制点は獲れる。そこまでは、自分たちのやりたいサッカーを展開。<br />・先制点が獲れたら、もしくは後半に入ったら、自分たちのやりたいサッカーは一旦横に置き、相手の良さや特長を徹底的に消すサッカーを展開。</p>
<p>つまりは、先制点が獲れるまでは、見ていて面白いサッカーを展開し、先制点が獲れたら、あとは見ていて面白くない、守備中心のブロッキングサッカーへ切り替えたいというものだ。それも、単純に引きすぎる「引き籠もりサッカー」ではダメで、相手の攻撃の芽を摘み取るため、常にコンパクトな守備陣形を保ち、それを、まるでスライムのように、相手の攻撃に合わせて移動し続けなければならない。</p>
<p>もちろん、相手の攻勢の裏を突いて、カウンターで加点を狙う姿勢は、常に持っておくべきである。そのためには、フェルナンジーニョは試合終了まで外せない存在だ。FW中島が右足の甲のヒビにより長期離脱の可能性もある中、フェルナンジーニョに掛かる期待と責任は大きい。</p>
<p>だが、一番大事なものは、チーム全員が一丸となって、攻撃にも守備にも集中して臨む姿勢だろう。渡辺と鎌田のセンターバックコンビが濃厚な今節、守備面のコミュニケーション連携には、言い訳は効かない。必ずや、無失点を達成してくれると信じている。</p>
<p>案外怖いのは、横浜FMに与えるセットプレーか。相手にあの中村俊輔が居る以上、自陣ゴール前で、下手なファウルは出来ない。翻って、仙台には、司令塔・梁勇基がおり、こちらもセットプレーでのキックの精度は、J1ではもはや知れ渡っているところだろう。</p>
<p>この試合は、案外、お互いの司令塔のセットプレー対決になる可能性も秘めている。だが、今の仙台に必要なのは「美技に酔いしれる試合」事ではなく、「泥臭い1勝」なのだ。あの中村俊輔が来ようと、今の仙台には、ミーハーな要素を持ち込む余裕など、どこにもない。</p>
<p>サポーターの信じる気持ちも含め、全員一丸となって、4ヶ月ぶりの1勝を掴もう。</p>
<p>やるべき事を、信じ、貫き通せば、求める結果は必ず出る。そう信じて、今節もスタジアムを足を運ぶ事にしよう。</p>
<p>私たちの求める "結果" は、すぐ目の前にある。大事なのは、それを信じる気持ちだ。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>川崎3-2仙台　2点リードを守りきれずに大逆転敗戦を喫し、順位も16位・降格圏へ。3試合連続で前半終了時の1点リードを勝利に繋げられず、苦しい闘いを強いられている仙台。課題はやはり、後半のゲームコントロールの稚拙さか。毎試合、先制点を奪えている好調さの陰で、90分を耐えきれない守備網。次節、チームの信頼を賭けてマリノスと激突。</title>
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    <published>2010-08-03T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-08-03T09:09:25Z</updated>

    <summary> 学習能力が無いのか、このチームには－。 2点リードからの大逆転を喰らっての、敗戦を告げるホイッスル...</summary>
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        <name>vegaltanote</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://achtsendai.s3.zmx.jp/vegaltanote/">
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>学習能力が無いのか、このチームには－。</p>
<p>2点リードからの大逆転を喰らっての、敗戦を告げるホイッスルが鳴った時、つくづく、そう想った。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>前半の24分、関口の2戦連続となる先制ゴールは、FW朴→MF梁→MF関口と、前線の攻撃陣が、それこそ "J1級" のパスワークを見せ、最後は関口が川崎の選手3人を引き連れても落ち着いたシュートを放ち、これが川崎ゴール右隅に綺麗に決まったもの。</p>
<p>そして、3分後の27分、今度はGK林からのゴールキックが伸びるのを見逃さなかったフェルナンジーニョの、技ありのGK頭上越えのループシュートが決まったもの。</p>
<p>どちらも、J1によく見られる、「相手の守備を速いパスワークで翻弄する」「相手の一瞬の隙を突く」と言った、頭脳的なサッカーの、典型的なゴールシーンである。このような攻撃展開を、毎試合できるようになってきた事が、今の仙台の、唯一の希望の光でもある。</p>
<p>だが、3試合連続となる先制弾が、どういう訳か「勝利という結果」に結び付かない。</p>
<p>リーグ再開以後の4戦で、仙台は、前半のうちに必ず得点を挙げる事に成功している。リーグ再開直後の山形戦こそ、MF秋葉に豪快なミドルシュートを叩き込まれて先制点を献上したが、すぐに梁のFK弾で追い付き、状況を五分に戻している。その後の新潟戦・広島戦、そして今節の川崎戦において、全て前半のうちに先制弾を叩き出し、状況を優位に持ち込む事に成功している。</p>
<p>その理由は、あまりにも明快すぎるものだ。そう、MF関口の先発復帰である。新潟戦こそ復帰はならなかったが、細かい状況説明など不要なくらい、関口の先発での存在感は、他の追随を許さない。そしてそれは、2試合連続の先制弾ゴールという結果を以て記録にも残り、確実に仙台サポーターの心を掴んで離さない、至高の存在である。</p>
<p>この関口の先発復帰により、少なくとも、前半は「仙台らしいサッカー」を演舞する事ができるようになった。この点については、誰しもが認めるところだろう。</p>
<p>しかし、それと同時に「後半45分の脆弱さ」が課題である事も、多くの仙台サポーターは認識している。</p>
<p>ここまで、前半と後半の明暗がはっきり分かれるチームも珍しい。好調なチームは、前後半を通して好調を維持し、そして不調なチームは、前後半を通して、不調の極みを露呈する。もちろん、前半と後半で戦い方が一変する試合も、ある事はあるが、現在の仙台の場合は、それが実に、4試合も続けて起きてしまっているのである。</p>
<p>ここまでくると、もはや「この調子でいけば、いつか近いうちに勝てるはず。次こそ」と、悠長な事は言ってられなくなる。</p>
<p>私たちは、「いつか勝てる」と信じ、リーグ戦再開後の4試合を見守ってきた。その結果が、11戦勝ち無しという惨状なのだ。それも、前半に良い内容を見せ付けられながら、後半に失速し、相手に主導権を渡して勝利を逃してしまうという、大きな爆弾を抱えているのである。</p>
<p>きっと、今のままなら、同じ過ちを何度も繰り返す事になる、と筆者は見ている。つまり、「いつか勝てる」では、もはやダメだ、と言いたいのだ。</p>
<p>もう、誰の目にも明らかではあるのだが、現在の仙台は「後半の相手の猛攻を凌ぎきって加点するだけの総合力を持ち合わせていない」のである。</p>
<p>新潟戦で、マルシオ・リシャルデスに「有り得ないセットプレー3発」を決められるとか、広島戦で、富田のオウンゴールで追い付かれたとかの要因を、単に「不運だっただけ、あんなの何度も続かない」で片付けてはいけないのだ。</p>
<p>川崎戦も含めて、後半の仙台の脆さは、数字にも表れている。この4試合で、仙台が前半に喰らった失点は、僅かに2。これに対し、後半の失点は8。</p>
<p>確かに、後半に得点が動く傾向の高いのが「サッカーというスポーツの特長」でもある。だが、それを差し引いても、仙台のそれはあまりにも数字が大きすぎるのだ。4試合で8失点という事は、1試合平均で、後半に2失点を喰らっている事になる。</p>
<p>こう考えると、前半の出来の良さを差し引いても、かなり厳しい状況に立たされている事が判ると思うが、如何であろうか。こんな有様では、勝利どころか、引き分けに持ち込む事すら厳しいのだ。</p>
<p>そしてその要因は、筆者は、以下のように分析している。</p>
<p>・前半の出来の良さを、そのまま後半にも持ち込もうとしている。<br />・しかし、相手が後半に攻撃のギアを挙げてくる事に対し、それに耐えうるだけの力が備わっていない。</p>
<p>特に、後者の場合、基本的に中盤でのボールの扱いが、J1チームの中では比較的「下手な部類」に入る仙台としては、体力の落ちてくる後半には、致命的な問題となる。前半のうちは、体力もあり、まだミスをカバーできるだけの要素が揃っている。ところが、後半の足が止まる時間帯が来ると、J1経験豊富な相手との対峙では、どうしても差が出てくる。そしてそれは、「守備の緩慢さ」と「攻撃のスピードや精度の低さ」となって、プレーに現れてくるのだ。</p>
<p>みなさんも、川崎戦の後半をみて、思っただろう。川崎の選手と仙台の選手では、同じ90分を戦っているのに、どうしてこうも差が付いてしまうのだろうか、と。</p>
<p>再度、言おう。今のままでは、J1経験豊富なチームを相手に、後半を無失点で凌ぎきるのは不可能だ、と。そしてそれはおそらく、次節の横浜Ｆマリノス戦でも繰り返されるだろう。</p>
<p>もはや、前半の好調さだけを理由に、安易に次戦の勝利に期待など出来ないのだ。</p>
<p>「今のまま推移すれば、きっと勝てる」と、選手やコーチ陣、そしてサポーターが思っていたとすれば、それには"異"を唱えたい。</p>
<p>勝つためには、「何か」を替えなければダメだ。<br />その「何か」を、筆者は、以下のように説明したい。</p>
<p>・前半は、これまで同様、仙台らしいサッカーを展開し、最低でも1点リードで試合を折り返す事。<br />・そして後半は、追加点への欲望を限りなく抑えて、無失点に拘る事。<br />・後半の無失点を達成するため、とにかく「相手のやりたいサッカーを徹底的に邪魔する」事に集中する。そのためには、仙台らしいサッカーを棄ててでも、相手にボールと試合の主導権を渡さない事。</p>
<p>の3点である。<br />特に二点目は、異を唱える諸氏も多いだろう。「追加点のチャンスが来れば活かせ」、と。もちろん、それには反対しない。追加点を挙げられる事に越した事はない、と、基本線では考えている。</p>
<p>ここで大事な事は、「後半は、相手は間違いなく攻撃のギアを上げてくる。まず、それをどう凌ぐかを考えるべき」という事である。そのためには、前半と同じようなサッカーではダメなのだ。</p>
<p>どうせ、今の仙台の力量では、90分間、安定した戦い方は出来ないのだ。それが出来ていれば、今、降格圏になど居るはずが無いのだ。</p>
<p>だから、敢えて提言したい。</p>
<p>後半45分間は、仙台らしいサッカーを棄てて、相手の良さを消す事のみに集中しろ、と。</p>
<p>前半を1点リードで折り返せれば、後半は、追加点なんか要らない。どうせ、体力の問題や、途中投入される選手の得点力の無さで、サポーターの期待に添えるような結果は出せないのだ。それが、今の仙台の力量の程なのだ。</p>
<p>それとも、プライド高く「J1のチームに見合うだけの戦い方を意識し、前後半90分を貫きたい」とでも言いたいか？</p>
<p>そんなプライドなど、J1残留のためには、もはや邪魔なだけだ。</p>
<p>そんな実力もないくせに、他のJ1経験の長いチームと同じような事を目指して、今すぐ結果が出るようなチームではないのだ。</p>
<p>その事を、筆者は、今節の川崎戦で[嫌]というほど、味わった。</p>
<p>もし、そんなプライドを持つ選手や諸氏が居たら、「タイタニック号のイギリス紳士の話」をご説明申し上げたい。</p>
<p>あの船が沈没する際、イギリス紳士は、最後まで動じる事なく、自らのプライドと共に、船と一緒に沈んでいったと言う。アメリカの紳士が、助かりたい想いで必死に逃げまどう姿とは対象的に、見事な人生の最期を遂げた人が多かったと聞く。</p>
<p>実に見事な人生観ではあるのだが、「現実」を見据えた場合、そのプライドのために、再びJ2の海に身を投じる気は無い。この話のアメリカ紳士のように、泥臭く、必死に活路を探すべきなのだ。</p>
<p>J1に残りさえすれば、いつか、プライドを以て、90分間を通して仙台らしいサッカーを貫いての勝利を、この目で拝めると信じている。</p>
<p>だが、その実力が備わってない以上、1点リードで折り返した後半は、相手の攻撃のギアチェンジを凌ぐだけの、守備への集中が必要になる。そのためには、追加点への欲望など棄てて、とにかく、ボールのポゼッションで優位に立たなければダメだ。</p>
<p>例えば、相手がボールを欲しくて突っ込んできても、あっさりとボールをGKに返して、決して無理はしない。また、GKは安易にパントキックでボールを放り混んだりせず、最終ラインでじっくりと相手の出方を見ること。</p>
<p>一見、攻撃への希薄さが、味方サポーターからのブーイングを招いてしまうような、柔道や相撲で言うところの「指導」に相当する批判を招くおそれもある。バックパスをするな、攻めろ、と。</p>
<p>だが、その批判を負ってでも、相手にやりたいサッカーをさせない事を優先させるべきである。もし仮に「汚い手段」とか「卑怯な手口」とか言われても、ある程度はやむを得ないだろう。</p>
<p>なんと言っても、「実力」が伴わないのだから。不足する実力は、どんな手段を使ってでも補わなければならない。そうでなければ、J1というカテゴリーでは、「今は」生き残れないのだ。</p>
<p>しかし、何時の日か、こんな苦しい事を考えなくても、普通に勝利を期待できるだけの「J1で通用する総合力」を身に付けて欲しいものである。</p>
<p>結果を以て、サポーターの信頼を勝ち取れるかどうか。次節、やはりリーグ再開後は不振を極めている、横浜・Ｆ・マリノスとの対戦となる。直近の4試合の成績が、1勝2分1敗と、戦前の川崎戦と全く同じである。</p>
<p>しかも、4試合で僅か2得点と、これまた川崎と同じ状況だ。失点こそ多く、4試合で6失点と守備は崩壊している状況だが、川崎と同様、もともとは攻撃陣のタレントの多い、強豪チームである事に違いは無い。</p>
<p>折しも、川崎に続き「神奈川連戦」となる。J1では屈指の実力を誇るチームとの連戦だが、かならず隙はあり、得点は出来るだろう。問題は、後半の守備だ。そこがポイントである事を頭において、次節も参戦したい。</p>
<p>－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－</p>
<p>ところで筆者は、帰仙の新幹線の中で、エルゴラッソ紙に目を通してきた。その中で、川崎－仙台戦のレポートを読んだ事は勿論だが、次節の対戦相手となる、横浜FM－名古屋戦のレポートを読んで、名古屋・ストイコビッチ監督の戦術に、"我が意を得たり" を感じた下りを発見した。</p>
<p>文・河治良幸氏（エルゴラッソ紙 895号 11頁下段より抜粋）<br />－－<br />"守備ブロックを作る"こと自体は、何ら特別な戦術ではないが、本来は自分たちがボールを奪いに行く名古屋が、完全に割り切って相手の縦を切る守り方に専念したこと、そして、その守備ブロックの作り方自体は、注目に値する。<br />－－</p>
<p>なんと言う事だ。あの名古屋でさえ、自分たちのサッカーを曲げ、相手の攻撃をスポイルする戦術を採っていたとは。まさしく「柔軟な戦術」である。押すばかりがサッカーではない。時には引く事も大事であり、勝利のために、自分たちのやり方に決して拘らないその姿勢が、名古屋の現在の強さなのだと思った。</p>
<p>ホームながら、名古屋に完敗を喫した、横浜Ｆマリノス。次節は、アウェイながら、必勝を喫して仙台に乗り込んでくるだろう。中村俊輔を始め、タレント揃いのチームだが、必ず隙はある。川崎戦と同様に「不調の敵チームに塩を送る」ような真似だけは、もう止めて欲しいものだ。</p>
<p>横浜Ｆマリノスの倒し方は、今節、名古屋がその"事例"を提示してくれた。もちろん、横浜FM側も修正してくるだろう。仙台としては、その上を行く作戦を練り、絶対にマリノスの思い通りにさせない、強かな試合を展開しなければならない。</p>
<p>何度でも言う。</p>
<p>今は、勝つためには手段を選ぶな。仮に、アンフェアととられても仕方のないプレーであったとしても、失点を未然に防ぐためなら、充分許容範囲だ。</p>
<p>このマリノス戦で勝利できなければ、J1に上がった意味を見出せないのだ。</p>
<p>選手よ、サポーター諸氏よ、危機感を持って欲しい。私たちは既に、残留争いの渦中なのだ。</p>
<p>ここから脱しきれるかどうかは、このマリノス戦に賭っていると言っても、過言では無い。<br /></p>
</div>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第16節vs川崎戦プレビュー　リーグ再開後の7月3試合を、2敗1分の勝ち無しとし、J1残留の&quot;岐路&quot;に立たされた仙台。復調の手応えは感じつつも、リーグ戦10戦未勝利とし&quot;結果&quot;には餓えを覚える。リーグ再開後、同じく調子の上がらない川崎を前に、どこまで&quot;仙台らしさ&quot;を貫いて勝利できるか。6年ぶりの等々力へ、垂涎の1勝を求めて乗り込む一戦。</title>
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    <published>2010-07-29T10:00:00Z</published>
    <updated>2010-07-29T10:15:10Z</updated>

    <summary> ＃少し早いのですが、川崎戦のプレビューを掲載致します。また、レポートの掲載は8月3日(火)を予定し...</summary>
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        <name>vegaltanote</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://achtsendai.s3.zmx.jp/vegaltanote/">
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>＃少し早いのですが、川崎戦のプレビューを掲載致します。また、レポートの掲載は8月3日(火)を予定しています。予めご了承下さい。</p>
<p>2004年10月23日－。</p>
<p>この日が、仙台の等々力での最後の試合だった。実は、筆者が初めてアウェイ参戦した記念日でもある。この日の敗戦(川崎2-1仙台)を以て、仙台昇格の「数字上の可能性」が消えた日でもあるが、この年に新加入の関口選手の"可能性"に、大いに目を輝かせて見ていた記憶もある。<br /></p>
</div>]]>
        <![CDATA[<div style="TEXT-JUSTIFY: distribute; TEXT-ALIGN: justify">
<p>実は、この日だけは、過去の記録など再確認せずとも「日付」が言える。なぜなら、この日の夕刻に、"あの大震災" があったからだ。</p>
<p>そう、「新潟県中越地震」である。</p>
<p>この日の夜は、神奈川県内の友人宅に泊めさせて頂いていたのだが、テレビから流れてくる情報は、どのチャンネルも通常の番組を打ち切り、この地震の報道特番に切り替わっていた。今でも印象に残っているのは、上越新幹線の車両がレールを脱線した映像。新幹線で出張する機会の多い筆者にとって、国内の新幹線の被災など、決して他人事ではない。</p>
<p>「明日は我が身か」と自然の驚異に畏怖の念を感じたものだが、あの事故でさえ、実は乗客に亡くなった方は皆無とあとから知り、日本の高速鉄道の安全性の高さに、改めて自国民としての技術力への誇りを感じたものであった。（それだけに、神戸・福知山線の脱線事故が、実は人災であり、多くの方々の落命があった事は大変残念でならない）</p>
<p>話を、元に戻そう。震災のあったこの2004年を以て、川崎はJ2を卒業。翌年からJ1での闘いに舞台を移したため、仙台がこの等々力の地に足を踏み入れるのは、実に6年ぶりとなる。</p>
<p>川崎との対戦と言えば、昨年暮れの天皇杯・準々決勝（ユアスタ）にて、延長戦の末に平瀬の勝ち越しゴールで、クラブ史上初の同大会準決勝進出を決めた一戦が、未だ記憶に新しい。</p>
<p>だが、現在の川崎は、昨年末当時とは大きく印象が異なる。前述の天皇杯での対戦にて、あの関塚監督を辞任に追いやり、今季は高畠氏がチームを率いる。また今季は、最近ようやく復帰したジュニーニョに頼れない闘いを強いられ、また代表招集の影響（負傷）で中村憲剛が離脱を余儀なくされ、更にW杯後は、エースストライカーの鄭大世と、正GKの川島が、揃って欧州に移籍し、一気に主力陣が離脱している。</p>
<p>移籍に関係のないところでは、元仙台の森勇介が出場停止中（クラブ自己判断を含む）であり、また今度の仙台戦では、MF田坂も出場停止。更には、今季より川崎に新加入した稲本も、リーグ戦再開後の13節アウェイ鹿島戦で累積2枚による退場を喰らい、その影響を受けた第14節・ホーム京都戦では、現在リーグ最下位の相手・京都に対し、後半44分のジュニーニョの劇的決勝ゴールで、1-0での辛勝とするなど、必ずしも「川崎らしい戦い方」が出来ているとは言えない状況下にある。</p>
<p>そのジュニーニョの復帰という明るい材料があるとは言え、リーグ戦再開後の4戦(ACLの影響による第12節の開催を含む)の川崎の成績は、1勝2分1敗の勝ち点5。得点と失点を見ると、4試合で2得点2失点と、以前の川崎の「得点は獲れるが失点も多い」という印象からは、大きく掛け離れたものを感じている。</p>
<p>そんな川崎の現在の特長を挙げてみるとすれば、GK川崎が抜けたあとを守っている相澤を始めとした、守備陣の奮闘が光る。この4試合中の2失点は、いずれも鹿島戦のみで喫したものであり、下位相手とは言え、京都・大宮・山形の3チームには、ただの一点も許していないのだ。</p>
<p>どうやら、減退している得点力の補完として、守備力についてはテコ入れされているのかもしれない。やはり、簡単には点を取れないと見込んで間違いは無いだろう。</p>
<p>毎年のように優勝争いに絡み、ホームでは無類の強さを誇る強豪。現在こそ5位としているが、このまま優勝争いに加わらないで終わるようなチームではない。必ず、どこかでトップギアにシフトし、また元の「豪快な得点力のチーム」としての色合いを放つ事になるだろう。</p>
<p>・・・そうなる前に、仙台としては、是非とも叩いておきたい相手である。</p>
<p>ポイントとなるのは、広島戦と同様に「集中を切らさない堅い守備＋ショートカウンター」の形か。特に、中盤で相手の自由にさせない、運動量豊富な守備は、今節も必須要件。先日の「山形－川崎戦」の映像をみたが、川崎は、山形の攻め上がりと守備戻りの速さに手を焼き、自由に中盤を支配できないでいた。山形の出足の良さが、川崎のポゼッションを許さない格好のまま、90分を消化。守備が破綻する事は無かったものの、攻撃の芽を潰され続けた事で、結局スコアレスドローのままタイプアップとなった。</p>
<p>この試合を見る限り、川崎は、「山形よりも中盤の守備に難のある仙台相手なら、特にやり方を変えなくても対応できる」と踏んで臨んでくるものと思われる。</p>
<p>ボールタッチのミスや相手からのプレッシャー負けなどから、中盤でボールを失う事の多い仙台にとって、ポゼッションの高いチームにボールを渡してしまう事は、それだけで体力消耗の大きな原因となる。中盤で如何にボールを失わず、守備に戻る体力をできるだけ使わずに、フィニッシュまで攻撃し切れるか。そのためには、ボールを奪った瞬間からの「動き出し」が重要になる。</p>
<p>前節の広島戦でもそうだったが、仙台の攻撃の場合、例えばフェルナンジーニョなどがドリブルでボールを持ち上がっている間に、その攻撃に枚数を掛ける事がなかなかできない。せっかくボールを奪って、前線でタメを創っても、味方の「攻め上がり」が遅ければ、結局は相手に完全に戻られて、カウンター性の攻撃は不発に終わる。</p>
<p>そんな事を繰り返しているうちに、中盤やサイドのどこかに、うっかりスペースを創ってしまい、そこを狙われてクロスを上げられ、そこからピンチを招く。その結果が、山形戦の後半の2失点であり、新潟戦の守備の緩慢さから生まれた、PKとFKによる2失点である。</p>
<p>ただ、この点においては、関口の復帰が好材料だ。広島戦で再確認した諸氏も多いとは思うが、関口は、とても2列目からの戻りの守備とは思えないほど、縦横無尽に渡ってピッチを走り回り、攻守に貢献してくれる。彼の欠場時は、梁１人に2列目からの守備の負担がのし掛かっていたが、広島戦では、仙台・黄金の2列目である、梁・関口のコンビが復活した事により、結果として、富田のオウンゴールによる1失点に留まった。記録に残らないところで、やはり梁と関口の守備への貢献は、仙台の勝利の原動力である事を、改めて認識した試合でもあった。</p>
<p>前述したが、その関口の"可能性"を感じた、2004年10月23日以来の、等々力のピッチに、関口は再び立つ。この日は梁も先発しており、2人揃って、同年の昇格の可能性がゼロになった瞬間を、等々力のピッチで味わっている。</p>
<p>あれから6年。クラブ・サポーターと共に、両名も大きく成長した。今となっては、二人とも替えの効かない、仙台のダイナモである。それを否定する人は居ないだろう。</p>
<p>筆者の個人的な感情をも含めて、"あの日"のリベンジを果たしたい。</p>
<p>あの日から、筆者のアウェイ参戦は始まった。そして、成長を見届けてきた仙台の生え抜きの活躍を以て、仙台がこの地で勝利する瞬間を、是非とも見届けたい。</p>
<p>その想いから、最近はアウェイ参戦の機会の減った筆者にしては珍しく、この日の参戦を決めている。</p>
<p>現在の仙台が、ここで1勝を挙げ、今後の順位再浮上のきっかけとするのか。<br />それとも、再び敗戦を喫し、見えない出口を求めて彷徨い続ける生活を繰り返す事になるのか。</p>
<p>前節のレポートで、筆者は「仙台が1勝を挙げるためには、まだ何か足りない」と書かせて頂いた。</p>
<p>その「何か」は、今、このプレビューを書いている間も、見付かっていない。</p>
<p>そしてきっと、その「答え」は、等々力陸上競技場にあるような気がしてならないのだ。</p>
<p>ならば、それを見付けに行くのが、今、筆者に出来る事ではないのか。そう想って、アウェイゴール裏のチケットを手配した。</p>
<p>「勝って帰ってくる」と言い切れる自信は無い。だが、「勝ちたい」という想いを、現地に持って行く事は可能だ。そういう魂の一つ一つが、現地にどのくらい集結するかによって、仙台の選手の足がどれだけ動くかが決まるような気がしてならない。</p>
<p>折しも、今節のこの日から8月に入る。当日もそれなりに暑いだろう。毎年、夏場に弱いと言われ続けてきた仙台だが、その汚名を挽回する活躍に期待しつつ、このレポートの筆を下ろす事とさせて頂きたい。</p>
<p>それでは、行ってきます。<br /></p>
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